専用のプロバイダ ゲートウェイを持つ NSX によってバッキングされた VMware Cloud Director Edge Gateway と物理インフラストラクチャ内のルーター間に、外部または内部 Border Gateway Protocol(eBGP または iBGP)接続を構成できます。
注:
VMware Cloud Director 10.5 以降で IP アドレス空間を使用する場合は、プロバイダ ゲートウェイで BGP 設定を構成します。
VMware Cloud Director Service Provider Admin Portal での IP アドレス空間を使用するプロバイダ ゲートウェイへの BGP の構成を参照してください。
BGP は、自律システム (AS) 間の複数のルートを指定する IP アドレス ネットワークまたはプレフィックスのテーブルを使用することで、コア ルーティングを決定します。
BGP スピーカーという用語は、BGP を実行しているネットワーク デバイスを表します。2 つの BGP スピーカーが接続を確立してから、ルーティング情報が交換されます。
BGP ネイバーという用語は、接続などを確立した BGP スピーカーを表します。接続を確立すると、デバイスはルートを交換して、テーブルを同期させます。各デバイスはキープアライブ メッセージを送信して、この関係を維持します。
注: VRF ゲートウェイによってバッキングされる外部ネットワークに接続されている Edge Gateway では、グレースフル リスタートの設定は読み取り専用です。これらの設定は、
NSX の親 Tier-0 で編集できます。
NSX 4.1 を使用している場合、VRF ゲートウェイによってバッキングされている Edge Gateway のローカル AS 番号を編集できます。以前のバージョンでは、ローカル AS 番号の設定は読み取り専用であり、NSX の親 Tier-0 のシステム管理者が構成できます。
前提条件
- IP アドレス ブロックを使用したプロバイダ ゲートウェイを、組織内の NSX によってバッキングされている VMware Cloud Director Edge Gateway 専用に設定していることを確認します。VMware Cloud Director 内に IP アドレス ブロックを持つ専用のプロバイダ ゲートウェイを参照してください。