VMware Cloud Director Tenant Portal を使用して IP アドレスを予約できます。予約は、時間ベースで行うか、vApp に関連付けることができます。

VMware Cloud Director 外のサービスに対して 1 つ以上の IP アドレスを構成する場合は、その IP アドレスを予約して確保できます。

また、後から VMware Cloud Director でサービス、仮想マシン、または vApp を構成するときのために IP アドレスを予約することもできます。

拡張ネットワーク内の IP アドレスを予約した場合、そのアドレスは自分の組織でのみ使用でき、他の組織からは表示できません。

前提条件

ネットワークの固定 IP プールが構成されていることを確認します。「VMware Cloud Director Tenant Portalでの経路指定された組織仮想データセンター ネットワークの追加」トピックの手順 16 を参照してください。

手順

  1. プライマリの左側ナビゲーション パネルで [ネットワーク] を選択します。
  2. 組織 VDC ネットワークの名前をクリックします。
  3. [IP アドレス管理] で、[手動 IP アドレス予約] を選択し、[新規] をクリックします。
  4. 新しい予約の名前と、オプションで説明を入力します。
  5. 予約ポリシーを選択します。
    オプション 説明
    [時間ベース] 指定した日数の後に VMware Cloud Director によって予約が削除されるか、予約を削除しないことを指定します。
    [vApp リース ベース] 予約を vApp に関連付けた場合、vApp が削除されると VMware Cloud Director によって予約も削除されます。

    ウィザードの別の画面で、特定の予約ポリシー情報を入力します。

  6. 予約タイプを選択します。
    オプション 説明
    [特定の IP アドレス]

    最大 5 つのアドレスからなる特定の IP アドレスのセットを選択できます。

    [サブネットからの IP アドレスの数] VMware Cloud Director は、ネットワークの IP プールから最大 5 つの IP アドレスを選択します。

    ウィザードの別の画面で、特定の予約タイプ情報を入力します。

  7. (オプション) 予約された IP アドレスを使用して仮想マシン、vApp、ロード バランサの仮想 IP アドレスを手動で構成できるようにするには、[サービス/仮想マシンによる IP アドレスの使用を許可] トグルをオンにします。
    このオプションは、今後の使用のために IP アドレスを確保して、他のユーザーがその IP アドレスを使用できないようにする場合に使用できます。
  8. (オプション) 仮想マシン、vApp、またはロード バランサの仮想 IP アドレスを構成した後は IP アドレスを予約済みとして保持しない場合、[使用後の IP アドレスを削除] トグルをオンにします。
    使用後に、たとえば仮想マシンを削除すると、 VMware Cloud Director はその IP アドレスを IP プールに返します。
  9. [次へ] をクリックします。
  10. 特定の IP アドレスについて IP アドレス予約を作成するときは、予約するアドレスを最大 5 つ追加します。
  11. 1 つのサブネットに属する複数の IP アドレスについて IP アドレス予約を作成する場合は、サブネットを選択し、そのサブネットから予約する IP アドレスの数を指定します。
    デュアルスタック ネットワークの場合は、特定のプリフィックスを選択する必要があります。
  12. [次へ] をクリックします。
  13. 時間ベースの予約を作成する場合は、予約の有効期限を選択するか、予約を期限切れにしない場合は [制限なし] を選択します。
  14. vApp ベースの予約を作成する場合は、IP アドレス予約を関連付ける vApp を選択します。
  15. [次へ] をクリックします。
  16. 予約の詳細を確認し、[送信] をクリックします。

次のタスク

期限切れの予約を削除します。