システム管理者VMware Cloud Director 組織を作成したときに設定されたデフォルトのポリシーを確認および変更できます。

VMware Cloud Director 組織を作成するときにはリースを指定します。リースでは、vApp を実行できる最大時間、およびその vApp と vApp テンプレートを格納できる最大時間を指定することで、組織のストレージ リソースおよびコンピューティング リソースに対するコントロールのレベルを提供します。

ランタイム リースの目的は、非アクティブの vApp がコンピューティング リソースを消費するのを防ぐことです。たとえば、ユーザーが vApp を開始してその vApp を停止しないまま休暇に入った場合、vApp はリソースを使用し続けます。

ランタイム リースは、ユーザーが vApp を開始したときに始まります。ランタイム リースの期限が切れると、VMware Cloud Director は vApp を停止します。

ストレージ リースの目的は、使用されていない vApp および vApp テンプレートがストレージ リソースを消費するのを防ぐことです。vApp ストレージ リースは、ユーザーが vApp を停止したときに始まります。ストレージ リースは、実行中の vApp には影響を及ぼしません。vApp テンプレートのストレージ リースは、ユーザーが vApp テンプレートを vApp に追加したとき、vApp テンプレートをワークスペースに追加したとき、vApp テンプレートのダウンロード、コピー、移動を行ったときに始まります。

ストレージ リースの期限が切れると、VMware Cloud Directorは設定された組織ポリシーに沿って、その vApp または vApp テンプレートを期限切れとしてマークするか、その vApp または vApp テンプレートを削除します。

前提条件

組織管理者または同等の権限セットを持つロールとしてログインしていることを確認します。

手順

  1. プライマリの左側ナビゲーション パネルで [管理] を選択します。
  2. セカンダリの左側ナビゲーション パネルの [設定] で、[ポリシー] を選択します。
    システム管理者が設定したデフォルトのポリシーを表示できます。
  3. [[編集]]をクリックします。
  4. vApp リースを編集します。
    この組織の VDC で vApp を実行して保存できる最大時間を指定できます。

    vApp リースでは、vApp を実行できる最大時間、およびその vApp を格納できる最大時間を指定することで、組織のストレージ リソースおよびコンピューティング リソースに対するコントロールのレベルを提供します。また、ストレージ リースの有効期限が切れた場合の vApp の動作も指定できます。

    1. vApp が自動的に停止するまでの実行可能な時間を定義するには、最大ランタイム リースを入力します。
    2. パワーオフ状態やサスペンドなど、ランタイムの有効期限切れアクションを選択します。
    3. 停止した vApp が自動的にクリーンアップされるまでの使用可能な時間を定義するには、最大ストレージ リースを入力します。
    4. vApp を永久に削除する、vApp を期限切れのアイテムに移動するなどのストレージ クリーンアップ アクションを選択します。
  5. vApp テンプレート リースを編集します。
    この組織の VDC に vApp テンプレートを保存できる最大時間を指定できます。

    vApp テンプレート リースでは、vApp テンプレートを格納できる最大時間を指定することで、組織のストレージ リソースおよびコンピューティング リソースに対するコントロールのレベルを提供します。また、ストレージ リースの有効期限が切れた場合の vApp テンプレートの動作も指定できます。

    1. vApp テンプレートが自動的にクリーンアップされるまでの使用可能な時間を定義するには、最大ストレージ リースを入力します。
    2. vApp テンプレートを永久に削除する、vApp を期限切れのアイテムに移動するなどのストレージ クリーンアップ アクションを選択します。
  6. [OK] をクリックします。