vApp のスナップショットを作成すると、vApp 内のすべての仮想マシンのスナップショットが作成されます。スナップショットを作成したら、vApp のすべての仮想マシンをスナップショットに戻すことができます。また、必要のないスナップショットを削除することもできます。

vApp スナップショットには、いくつかの制限事項があります。
  • vApp スナップショットでは NIC 構成はキャプチャされません。
  • vApp 内の仮想マシンのいずれかが名前付きディスクに接続されている場合、vApp スナップショットを作成することはできません。

手順

  1. [仮想データセンター] ダッシュボード画面で、確認する VDC のカードをクリックし、セカンダリの左側パネルから [vApp] を選択します。
  2. カード アイコン をクリックして vApp をカード ビューで表示します。
  3. スナップショットを作成する vApp の [アクション] メニューから、[スナップショットの作成] を選択します。
    vApp のスナップショットを作成すると、既存のスナップショットがある場合には置き換えられます。
  4. (オプション) vApp のメモリのスナップショットを作成するかどうかを選択します。

    vApp のメモリの状態を取得する場合、スナップショットは vApp と vApp 内の仮想マシンのライブ状態を保持します。メモリ スナップショットでは、稼動中のソフトウェアをアップグレードするときなど、ある特定の時点でのスナップショットが作成されます。メモリ スナップショットを作成しておけば、アップグレードが予想どおりに完了しなかったとき、またはソフトウェアが期待に添うものでなかったときに、仮想マシンを元の状態に戻すことができます。

    メモリ状態の取得時に vApp のファイルを静止させる必要はありません。メモリの状態を取得しない場合、スナップショットは vApp のライブ状態を保存せず、ディスクは、静止しないかぎりクラッシュ時の整合性を保ちます。

  5. (オプション) ゲスト ファイル システムを静止するかどうかを選択します。
    この操作を行うには、vApp 内の仮想マシンに VMware Tools がインストールされている必要があります。仮想マシンを静止する場合、VMware Tools によって仮想システム内のファイル システムが静止されます。静止操作により、スナップショット ディスクはゲスト ファイル システムの一貫した状態を表します。静止スナップショットは、自動バックアップや定期バックアップに適しています。たとえば、仮想マシンのアクティビティを把握していなくとも、最新の復元用バックアップが欲しいという場合に、ファイルを静止することができます。

    大容量ディスクがある vApp を静止させることはできません。

  6. [OK] をクリックします。

結果

vApp のスナップショットが作成されます。

次のタスク

vApp 内のすべての仮想マシンを最新のスナップショットに戻すことができます。