サブプロバイダは、柔軟性のある Flex 割り当てモデルを持つ組織 VDC のみを作成できます。

Flex VDC を使用すると、VDC と各仮想マシンの両方のレベルでリソース使用量を制御できます。Flex 割り当てモデルは、組織 VDC コンピューティング ポリシーの機能をサポートします。また、他の割り当てモデルで使用可能なすべての割り当て設定をサポートします。

柔軟性のある Flex 組織 VDC は、そのプロバイダ VDC に関連付けられているすべてのリソース プールを使用できます。

手順

  1. サブプロバイダ組織にサブプロバイダ管理者としてログインします。
  2. プライマリの左側ナビゲーション パネルで、[データセンター] を選択し、[新しい仮想データセンター] をクリックします。
    [クラウド リソース] > [組織 VDC] の順に選択して、組織 VDC を作成することもできます。
  3. 新しい組織 VDC の名前と、オプションで説明を入力します。
  4. （オプション） 作成時に新しい組織 VDC を無効にするには、[組織 VDC の有効化] トグルをオフにします。
    ユーザーは、無効化された組織 VDC に vApp をデプロイすることはできません。
  5. [次へ] をクリックします。
  6. この組織 VDC をバッキングするプロバイダ VDC リソースを選択し、[次へ] をクリックします。
    リストに、サブプロバイダ組織に対するすべてのプロバイダ VDC 許可が表示されます。
  7. VDC の制限、割り当て、予約を選択します。
  8. [次へ] をクリックします。
  9. この組織 VDC のストレージ設定を行って、[次へ] をクリックします。
    リストには、ソース プロバイダ VDC で有効なストレージ ポリシーが含まれています。
    1. この組織 VDC に追加する 1 個以上のストレージ ポリシーのチェック ボックスを選択します。
    2. （オプション） 選択したストレージ ポリシーに割り当てられたストレージ容量を制限するには、[割り当てタイプ] セルのドロップダウン メニューで [制限] を選択し、[割り当て済みストレージ] セルに最大容量を入力します。
    3. （オプション） デフォルトのストレージ ポリシーを変更するには、[デフォルトのインスタンス化ポリシー] ドロップダウン メニューからターゲット デフォルト ストレージ ポリシーを選択します。
      VMware Cloud Director は、ストレージ ポリシーが仮想マシンまたは vApp テンプレートのレベルで指定されていないすべての仮想マシンのプロビジョニング操作で、デフォルトのストレージ ポリシーを使用します。
    4. （オプション） 組織 VDC 内の仮想マシンのシン プロビジョニングを有効にするには、[シン プロビジョニング] トグルをオンにします。
    5. （オプション） 組織 VDC 内の仮想マシンの高速プロビジョニングを無効にするには、[高速プロビジョニング] トグルをオフにします。
  10. NSX テナントを使用していない場合は、この組織 VDC 向けにネットワーク プール設定を構成し、[次へ] をクリックします。
    VMware Cloud Director はネットワーク プールを使用して、vApp ネットワークおよび組織 VDC の内部ネットワークを作成します。
    • この段階でネットワーク プールの追加をスキップするには、[ネットワーク プールを使用] 切り替えを無効にします。
    • ネットワーク プールを設定するには、ターゲット ネットワーク プールの名前の横にあるラジオ ボタンを選択して、この組織 VDC の割り当て容量を入力します。

      割り当て容量とは、このネットワーク プールによってバッキングされる組織 VDC 内でプロビジョニングされるネットワークの最大数です。選択したネットワーク プールで使用可能なネットワーク数を超えることはできません。

  11. [設定内容の確認] 画面の内容を確認し、[完了] をクリックします。