デコミッショニングされたホストは、ワークロード ドメインに割り当てる前にクリーンアップする必要があります。ホストのダイレクト コンソール ユーザー インターフェイス (DCUI) を使用してホストのクリーンアップを実行できます。

前提条件

  • ホストの DCUI にアクセスできる必要があります。
  • デコミッショニングされたホストに関する以下の情報を収集します。
    • IP アドレス
    • root パスワード
    • ネットワーク構成: ネットマスク、ゲートウェイ、および DNS
    • VLAN ID

手順

  1. DCUI にログインします。
  2. [Troubleshooting Options(トラブルシューティング オプション)] 画面に移動して、ESXi Shell を有効にします。
  3. [Alt+F1] を押してプロンプト表示に切り替え、コマンド ラインの手順を実行します。
  4. 次のコマンドを使用して vSAN をクリーンアップします。
    #vdq -i
    #esxcli vsan storage remove -s SSD デバイス名
    例:
    [root@esx-6:/tmp] vdq -i
    [
      {
         "SSD" : "naa.55cd2e414dc36b15",
          "MD" : [
                 "naa.55cd2e414d7abb5d",
                 "naa.55cd2e414d7aa215",
                 "naa.55cd2e414d7abb46",
                 ]
      },
      {
         "SSD" : "naa.55cd2e414dc36d53",
          "MD" : [
                 "naa.55cd2e414d705c35",
                 "naa.55cd2e414d7aa1eb",
                 "naa.55cd2e414d7abb10",
                 ]
      },
    ]
    [root@esx-6:/tmp] esxcli vsan storage remove -s naa.55cd2e414dc36b15
    [root@esx-6:/tmp] esxcli vsan storage remove -s naa.55cd2e414dc36d53
    [root@esx-6:/tmp] vdq -i
    [
    ]
    
  5. 次のコマンドを実行して、システム構成と root パスワードをリセットします。
    /bin/firmwareConfig.sh --reset
    構成をリセットすると、ソフトウェアはネットワーク構成に加えたすべての変更をオーバーライドし、管理者アカウント (root) のパスワードを削除してから、ホストを再起動します。
  6. [Alt+F2] を押して DCUI に戻ります。
  7. root パスワードをリセットします。このパスワードは、手順 5 で削除されました。
  8. 次のネットワーク詳細を、出荷時の設定にリセットする前に、ホスト上で設定されていたものと同じ値になるように構成します。
    • VLAN
    • 設定された固定 IPv4 アドレス
    • IP アドレス
    • ネットマスク
    • ゲートウェイ
  9. 変更を適用します。
  10. メインの DCUI 画面で [Restart Management Network(管理ネットワークの再起動)] オプションを選択して、管理ネットワークを再起動します。
  11. [Troubleshooting Options(トラブルシューティング オプション)] 画面で、ホストの SSH を有効にします。
  12. ESXi Shell を無効にします。

次のタスク

これで、ホストを Cloud Foundation インベントリにコミッショニングして、ワークロード ドメインに追加することができます。