このセクションの手順では、ストレッチ用にクラスタを準備します。これらの手順を実行したら、VMware Validated Design のドキュメントに従い、クラスタのストレッチを完了する必要があります。

  • 複数のアベイラビリティ ゾーンのためのデプロイ』ドキュメントをダウンロードして、要件について理解してください。
  • クラスタのストレッチに必要な vSAN Enterprise ライセンスがあることを確認します。
  • 2 つのアベイラビリティ ゾーン間で管理 VLAN をストレッチする必要があります。
  • 外部ネットワーク上のすべての仮想マシンは仮想ワイヤーに配置する必要があります。VLAN 上にある場合は、その VLAN もストレッチする必要があります。
  • 各アベイラビリティ ゾーンには、専用の vMotion、vSAN、および VXLAN ネットワークが必要です。
  • vMotion、vSAN、および VXLAN ネットワークでは、アベイラビリティ ゾーン間に L3 ルーティングが必要です。vSAN ネットワークにも、監視ホストの vSAN ネットワークとの間に L3 ルーティングが必要です。
  • VLAN ID は、両方のアベイラビリティ ゾーンで同一である必要があります。
  • 各ストレッチ クラスタには、サードパーティの場所に vSAN 監視アプライアンスが必要です。監視アプライアンスの最大 RTT は 200 ミリ秒です。
  • VI ワークロード ドメインでクラスタをストレッチしている場合は、まず管理ドメイン クラスタをストレッチする必要があります。すべてのワークロード ドメインの vCenter Server は、管理ドメインにあります。したがって、管理ドメインを保護し、ワークロード ドメインにアクセスして管理できるようにする必要があります。
  • 各アベイラビリティ ゾーンのホストが同数になるように、十分な数のホストがあることを確認します。これは、1 つのアベイラビリティ ゾーンが完全に停止した場合に十分なリソースが確保されるようにするためです。
  • 監視ホストと vSAN クラスタ データ ノード間の監視トラフィックのために、TCP ポートと UDP ポートを開いておく必要があります。ナレッジベースの記事 KB52959 を参照してください。

Cloud Foundation ネットワーク

ネットワーク名 AZ2 への接続 MTU の最小サイズ MTU の最大サイズ
vSAN L3 1500 9000
vMotion L3 1500 9000
VXLAN (VTEP) L3 1600 9000
管理 L2 1500 9000
監視の管理 L3 1500 9000
監視 vSAN L3 1500 9000