Cloud Foundation Builder 仮想マシンは、サーバに ESXi をインストールするための VMware Imaging Appliance が含まれている仮想マシンです。サーバのイメージを作成したら、Cloud Foundation Builder 仮想マシン を使用して管理ドメインを展開して構成し、インベントリと管理機能を SDDC Manager に転送します。展開中に、Cloud Foundation Builder 仮想マシンは、DNS、ネットワーク (VLANS、IP アドレス、MTU)、および認証情報などの展開パラメータ スプレッドシートで指定したネットワーク情報を検証します。

適切なプラットフォーム上に Cloud Foundation Builder 仮想マシン を展開する必要があります。これは、VMware Workstation または VMware Fusion 下のラップトップ、または ESXi ホストに配置できます。Cloud Foundation Builder 仮想マシン は、管理ネットワーク上のすべてのホストにネットワーク経由でアクセスできる必要があります。Cloud Foundation Builder 仮想マシン を展開するには、約 11 ~ 350 GB のストレージが必要です。

ここでは、Cloud Foundation Builder 仮想マシン を ESXi ホストに展開する手順について説明します。その他の展開方法では、手順が異なります。

前提条件

サーバのイメージを使用して展開を自動化するには、使用するホストと同じ管理ネットワーク上に、Cloud Foundation Builder 仮想マシン を配置する必要があります。また、DNS や NTP などの必要なすべての外部サービスにアクセスできる必要があります。

手順

  1. Windows マシンで Cloud Foundation Builder 仮想マシン OVA をダウンロードします。
  2. vSphere Host Client にログインします。
  3. ナビゲータで、[ホスト] を選択します。
  4. [仮想マシンの作成/登録]をクリックします。
  5. [作成タイプの選択] ダイアログ ボックスで、[OVF ファイルまたは OVA ファイルから仮想マシンをデプロイ] を選択し、[次へ] をクリックします。
  6. 仮想マシンの名前を入力します。
  7. [クリックしてファイルを選択するか、またはドラッグ/ドロップします] を選択します。ローカル ファイル システムから Cloud Foundation Builder 仮想マシン OVA を選択し、[開く] をクリックします。
  8. [次へ] をクリックします。
  9. [ストレージの選択] 画面で、Cloud Foundation Builder 仮想マシン のストレージを選択します。
  10. [使用許諾契約書] ダイアログ ボックスで、[同意します] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  11. [ネットワークの選択] ダイアログ ボックスで、Cloud Foundation が展開される ESXi ホストが使用する VLAN ID に関連付けられたポート グループを選択し、[次へ] をクリックします。
  12. [テンプレートのカスタマイズ] ダイアログ ボックスで、Cloud Foundation Builder 仮想マシン に関する次の情報を入力します。
    • root パスワード

      root パスワードは 8 文字以上で、大文字、小文字、数字、および特殊文字をそれぞれ 1 つ以上含める必要があります。

    • 管理者ユーザー名とパスワード
      管理者ユーザー名を次の定義済みユーザー名のいずれかにすることはできません。
      • root
      • bin
      • デーモン
      • messagebus
      • systemd-bus-proxy
      • systemd-journal-gateway
      • systemd-journal-remote
      • systemd-journal-upload
      • systemd-network
      • systemd-resolve
      • systemd-timesync
      • nobody
      • sshd
      • named
      • rpc
      • tftp
      • ntp
      • smmsp
      • cassandra

      管理者パスワードは 8 文字以上で、大文字、小文字、数字、および特殊文字をそれぞれ 1 つ以上含める必要があります。

    • IP アドレス
    • サブネットマスク(例: 255.255.255.0
    • デフォルト ゲートウェイ
    • ホスト名
    • プライマリおよびセカンダリ DNS サーバの IP アドレス(コンマ区切り)

      指定するサーバは 2 台までにしてください。

    • NTP サーバ(コンマ区切り)
  13. 展開の詳細を確認し、[終了] をクリックします。
  14. Cloud Foundation Builder 仮想マシン を展開した後、手順 12 で指定した管理者認証情報を使用して仮想マシンに SSH でログインします。
  15. ESXi ホストに ping を送信できることを確認します。
  16. 各ホストおよび指定された NTP サーバに順方向および逆方向の DNS 検索を実行することで、Cloud Foundation Builder 仮想マシン が、DNS や NTP などの必要な外部サービスにアクセスできることを確認します。