Microsoft Distributed Transaction Coordinator (MSDTC) を使用して、vRealize Automation と Microsoft SQL Server インスタンス間のネットワーク アクセスとセキュリティを構成します。MSDTC は、データベース、メッセージ キュー、ファイル システムなど、トランザクション保護された 2 つ以上のリソースを更新するトランザクションを調整します。これらのトランザクション保護されたリソースは、単一のコンピュータ上にある場合と、複数のネットワーク コンピュータに分散されている場合があります。

手順

  1. Remote Desktop Protocol (RDP) クライアントを使用して、管理者アカウントとして Microsoft SQL Server 仮想マシンにログインします。
  2. [スタート] メニューから、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、[開く] テキスト ボックスに comexp.msc と入力して、[OK] をクリックします。
    [コンポーネント サービス] マネージャが表示されます。コンポーネント サービスを使用して、コンポーネント オブジェクト モデル (COM+) アプリケーションを管理できます。
  3. ナビゲーション ツリーで、[コンポーネント サービス] > [コンピューター] > [マイ コンピューター] > [分散トランザクション コーディネーター] > [ ローカル DTC] の順に選択します。
  4. [ローカル DTC] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
    [ローカル DTC のプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
  5. [ローカル DTC のプロパティ]ダイアログ ボックスの [セキュリティ] タブをクリックします。
  6. [セキュリティ] タブで次の値を設定し、[OK] をクリックします。
    設定
    ネットワーク DTC アクセス 選択
    リモートクライアントを許可する 選択
    リモート管理を許可する 選択解除
    受信を許可する 選択
    送信を許可する 選択
    相互認証を必要とする 選択
    XA トランザクションを有効にする 選択解除
    SNA LU 6.2 トランザクションを有効にする 選択
    アカウント デフォルト設定 (NT AUTHORITY\NetworkService) を保持
    Password(パスワード) 空白のままにする
  7. [はい] をクリックして MSDTC サービスを再起動し、[OK] をクリックしてサービスが正常に再起動されたことを確認して、[コンポーネント サービス] マネージャを閉じます。