管理ドメインや VI ワークロード ドメインに個々のホストを追加すると、そのホストのリソースが該当のドメインに追加されます。ドメインには、同時に複数のホストを追加できます。

前提条件

  • VMware Cloud Foundation インベントリで使用可能なホストが必要です。VMware Cloud Foundation にホストを追加する方法については、ホストのコミッショニング を参照してください。
  • 追加するホストがアクティブになっていることを確認します。
  • SDDC Manager ダッシュボードの [ライセンス] タブで、有効な vSphere ライセンスが指定されている必要があります。また追加するホストで使用可能な適切なソケットも必要です。詳細については、VMware Cloud Foundation システムのソフトウェアに対するライセンス キーの追加 を参照してください。
  • 追加するホストが vSphere クラスタ内にすでに存在するホストの構成と一致していることを確認します。これにより、vSphere クラスタ構成の均衡を保つことができます。追加するホストが vSphere クラスタ内の既存のホストと一致しない場合、クラスタは不均衡となり、警告が表示されます。この警告は拡張を妨げるものではないため、無視してもかまいません。
  • 追加するホストには、クラスタ内の既存のホストと同じタイプのプリンシパル ストレージが必要です。管理ドメインの場合、ホストはプリンシパル ストレージに vSAN を使用する必要があります。VI ワークロード ドメインの場合、ホストはプリンシパル ストレージに vSAN、NFS、VMFS on FC、または vVol を使用できます。プリンシパル ストレージに NFS を使用しているホストの場合、クラスタ内の他のホストと同じ NFS 構成が自動的に使用されます。VMFS on FC を使用しているホストの場合、ホストにデータストアを作成し、関連付けられているボリュームのゾーニングとマウントを構成してから vSphere クラスタにホストを追加する必要があります。プリンシパル ストレージに vVol を使用するホストの場合、クラスタ内の他のホストと同じ vVol 構成が自動的に使用されます。
  • vSphere クラスタが NSX-T Edge クラスタをホストしている場合、既存のホストと同じ管理、アップリンク、ホスト TEP、および Edge TEP ネットワーク(L2 同型)がある新しいホストのみを追加できます。

手順

  1. SDDC Manager ダッシュボードで、[インベントリ] > [ワークロード ドメイン] をクリックします。
    [ワークロード ドメイン] 画面には、すべてのワークロード ドメインの情報が表示されます。
  2. ワークロード ドメイン テーブルで、拡張するワークロード ドメインの名前をクリックします。
    選択したワークロード ドメインの詳細画面が表示されます。
  3. [クラスタ] タブをクリックします。
  4. ホストを追加する vSphere クラスタの名前をクリックします。
  5. [アクション] > [ホストの追加] の順にクリックします。
    [ホストの追加] ウィザードが表示されます。
  6. クラスタの拡張タイプを選択します。
    このオプションは、vSphere クラスタが NSX-T Edge クラスタをホストしている場合にのみ表示されます。
    オプション 説明
    L2 同型 vSphere クラスタに追加するすべてのホストに、vSphere クラスタ内の既存のホストと同じ管理、アップリンク、ホスト TEP、および Edge TEP ネットワークがある場合に選択します。
    L2 非同型および L3 vSphere クラスタに追加するホストのいずれかに、vSphere クラスタ内の既存のホストとは異なるネットワークがある場合に選択します。
    重要: VMware Cloud Foundation では、NSX-T Edge クラスタをホストする [L2 非同型および L3] の vSphere クラスタにホストを追加することはできません。
  7. vSphere クラスタに追加するホストを選択します。
    SDDC Manager のユーザー インターフェイスを使用してホストを追加する場合は、そのホストがクラスタ内の他のホストと同じネットワーク プールに関連付けられている必要があります。Cloud Foundation API では、ネットワーク プールの VLAN ID と MTU の設定が同じであれば、異なるネットワーク プールから NSX-T ワークロード ドメイン クラスタにホストを追加できます。
    最適なパフォーマンスを実現するには、メモリ、CPU タイプ、およびディスクに関して vSphere クラスタ内の他のホストと同一のホストを選択する必要があります。不均衡なホストを選択すると、ユーザー インターフェイスに警告メッセージが表示されますが、ワークロード ドメインの作成は続行できます。
    複数の物理 NIC がアクティブなホストは、API を使用して複数の物理 NIC に対応するクラスタに追加できます。
  8. [次へ] をクリックします。
  9. ホストに適用する vSphere ライセンスを選択します。
  10. [次へ] をクリックします。
  11. ホストとライセンスの詳細を確認し、[完了] をクリックします。
    vSphere クラスタの詳細画面が表示され、ホストが追加中であることを示すメッセージが表示されます。アクションが完了してから、ワークロード ドメインの追加タスクを実行します。