オーバーレイ ネットワーク トラフィックを分離する場合は、共有 NSX-T クラスタと新しい Distributed Switch を備えたクラスタを追加できます。
前提条件
- NSX-T および ESXi コンポーネントの正引きおよび逆引きの DNS 設定を構成します。
- ワークロード ドメインがプロビジョニングされていることを確認します。
- ホスト構成に少なくとも 2 つのアクティブで未使用の vmnic があることを確認します。
- NSX-T VTEP に DHCP サーバを構成します。
- https://code.vmware.com/samples?id=7390 から Multi-Dvs-Script-master.zip ファイルをダウンロードします。Multi-Dvs-Script-master.zip ファイルを SDDC Manager 仮想マシンの /home/vcf ディレクトリにコピーして解凍します。
注: サンプル スクリプトについては、 /home/vcf/Multi-Dvs-Script-master/Multi-Dvs-Automator ディレクトリの README.md ファイルを参照してください。
手順
- SSH で SDDC Manager 仮想マシンに接続し、展開パラメータ シートで指定したユーザー名
vcf
とパスワードを入力してログインします。 - root アカウントに切り替えるには、su コマンドを実行します。
- /home/vcf/Multi-Dvs-Script-master/Multi-Dvs-Automator ディレクトリで、vxrailworkloadautomator.py スクリプトを python3 vxrailworkloadautomator.py として実行します。
- プロンプトが表示されたら、クラスタのインポート先にするワークロード ドメインを選択します。
- インポートする準備ができているクラスタのリストからクラスタを選択します。
- 検出されたホストのパスワードを入力します。
- 検出されたすべてのホストに対して 1 つのパスワードを入力します。
- ホストのパスワード設定に応じて、検出された各ホストに対して個別にパスワードを入力します。
- Distributed Switch を作成します。
- 新しい Distributed Switch を作成するためのコマンドを選択します。
- Distributed Switch の名前を入力します。
- 少なくとも 2 つの物理 NIC をカンマ区切りのリストで入力します。
- NSX-T Manager クラスタの詳細を指定します。
- 既存の NSX-T インスタンスを使用します。
- NSX-T ホスト オーバーレイ ネットワークの VLAN ID を入力します。
- 使用可能なリストから既存の NSX-T インスタンスを選択します。
- プロンプトが表示されたら、次の認証情報を入力します。
- VxRail Manager の root パスワード
- VxRail Manager の管理者ユーザー名とパスワード
- NSX-T Data Center および VMware vSAN のライセンス キーを選択します。
- プロンプトが表示されたら、検証プロセスの開始を許可します。
結果
検証が成功すると、VxRail クラスタを SDDC Manager に追加するためのワークフローがトリガされます。クラスタ ワークフローの進行状況が SDDC Manager タスク パネルに表示されます。検証に失敗した場合は、問題を解決し、再度プロセスを繰り返して、新しい NSX-T クラスタと Distributed Switch を備えたクラスタを追加します。