このセクションでは、VMware Cloud Foundation の機能について説明します。 ソフトウェアの初期設定の自動化 VMware Cloud Foundation の環境を準備するには、vSAN ReadyNodes にベースライン ESXi イメージをインストールします。ホストがラックに物理的に格納された後、Cloud Foundation は提供された物理ネットワークの情報(DNS、IP アドレス プールなど)を使用して、ソフトウェア スタックのブリングアップと設定を自動的に行います。起動時、管理ドメインは事前に指定した 4 台のホストに作成されます。ブリングアップの完了時に機能管理ドメインが作成されるため、仮想環境ワークロード ドメインのプロビジョニングを開始できます。 ワークロード ドメインによるリソース プロビジョニングの簡素化VMware Cloud Foundation では、ワークロード ドメインは、特定の可用性とパフォーマンスの属性を持つポリシーベースのリソース構造です。これはコンピューティング (vSphere)、ストレージ (vSAN)、ネットワーク (NSX-T Data Center)、クラウド管理 (vRealize Suite) を単一のエンティティとして組み合わせ、コンピューティング、ストレージ、およびネットワーク全体にわたり論理プールを作成するために利用できるようにしたものです。ワークロード ドメインは、SDDC Manager によって自動的にプロビジョニングされる 1 つ以上の vSphere クラスタで構成されます。 アプリケーション中心の管理により仮想マシンとコンテナを同じプラットフォームに配置VMware Cloud Foundation™ with VMware Tanzu™ では、vSphere with Tanzu ワークロードに対してコンピューティング、ネットワーク、およびストレージ インフラストラクチャを導入および運用できます。vSphere with Tanzu ワークロードは、vSphere ポッド、通常の仮想マシン、または Tanzu Kubernetes クラスタ内でコンテナを実行するアプリケーションです。 ライフサイクル管理 (LCM) の自動化VMware Cloud Foundation は、ワークロードごとに自動化されたライフサイクル管理機能を提供します。すべてのコンポーネントで利用可能なアップデートは、相互運用性についてテストされ、適切なインストール順序に必要なロジックをバンドルされています。その後、アップデート バンドルはワークロード ドメインごとに自動インストールされるようにスケジュール設定されます。これにより管理者は、他の環境から独立して、特定のワークロードまたは環境(たとえば、開発と本番)を対象にして更新を行うことができます。 複数インスタンスの管理複数の Cloud Foundation インスタンスは、それらをフェデレーションにグループ化することでまとめて管理できるため、各メンバーはフェデレーション全体とその中の個々のインスタンスに関する情報を表示できます。フェデレーション メンバーは、フェデレーション内の Cloud Foundation インスタンス全体のインベントリと、使用可能および使用済みの総容量(CPU、メモリ、およびストレージ)を表示できます。これにより、さまざまなサイトの管理を維持し、サイトの運用に適切な自由度が与えられ、業界のコンプライアンス規制に適合していることを確認できます。また、サイトにわたって利用可能なパッチの数をグローバル ビューに表示することで、パッチ管理を簡素化します。 親トピック: VMware Cloud Foundation の概要