vRealize Log InsightvRealize Operations、または vRealize Automation を展開するには、まず vRealize Suite Lifecycle Manager を展開する必要があります。

デフォルトでは、VMware Cloud Foundation は NSX-T Data Center を使用してアプリケーション仮想ネットワーク (AVN) を作成し、作成した AVN に vRealize Suite Lifecycle Manager を展開します。ブリングアップ時に AVN を無効にした場合は、KB 80864 に記載されているとおりに、VLAN でバッキングされたネットワークを構成します。

VMware Cloud Foundation は、vRealize Suite Lifecycle Manager との統合によって、vRealize Suite コンポーネントの展開を自動化します。vRealize Suite Lifecycle Manager を使用して、これらのコンポーネントを展開および管理できます。

前提条件

  • vRealize Suite Lifecycle Manager のインストール パッケージを VMware デポからローカル バンドル リポジトリにダウンロードします。インストール バンドルのダウンロードを参照してください。
  • vRealize Suite Lifecycle Manager 仮想アプライアンスに IP アドレスを割り当て、正引き/逆引きの DNS レコードを用意します。
  • vRealize コンポーネントのスタンドアローン Tier-1 ロード バランサに IP アドレスを割り当てます。この IP アドレスは、X リージョン論理セグメントの未使用の IP アドレスにする必要があります。

手順

  1. [SDDC Manager ダッシュボード]で、[管理] > [ vRealize Suite ]に移動します。
  2. [展開] をクリックします。
    [vRealize Lifecycle Manager のインストールの前提条件] 画面には、インストール前に必要となる前提条件が表示されます。
  3. 各前提条件が準備されたことを確認し、その条件の横にあるチェックボックスを選択します。
    すべてのボックスが選択されると、 [開始] ボタンが有効になります。
  4. [開始] をクリックします。
  5. [ネットワーク設定] 画面で、設定を確認し、[次へ] をクリックして続行します。
  6. [仮想アプライアンスの設定] 画面で、設定を入力し、[次へ] をクリックして続行します。
    設定 説明
    仮想アプライアンスの FQDN vRealize Suite Lifecycle Manager 仮想アプライアンスの FQDN を入力します。
    NSX-T Tier-1 ゲートウェイの IP アドレス X リージョン論理セグメントの未使用の IP アドレスを入力します。このアドレスを使用して、新しい Tier-1 NSX-T ゲートウェイを展開します。
    システム管理者 vRealize Suite Lifecycle Manager システム管理者アカウント (vcfadmin@local) のパスワードを作成して確認します。作成したパスワードは、SDDC Manager による vRealize Suite Lifecycle Manager システムへの接続を許可する認証情報になります。
    注: vRealize Suite Lifecycle Manager in VMware Cloud Foundation mode を有効にすると、 vRealize Suite Lifecycle Manager のローカル管理者アカウントが admin から vcfadmin に変更されます。
    SSH root アカウント vRealize Suite Lifecycle Manager 仮想アプライアンスの root アカウントのパスワードを作成して確認します。
  7. [サマリの確認] 画面で、インストールの設定を確認します。
  8. [完了] をクリックします。
    SDDC Manager は入力を検証し、エラーや警告があれば報告します。
    注: 必要に応じて、 [戻る] ボタンを使用して前の画面に戻り、設定を変更できます。
  9. 検証の問題を解決したら、[完了] をクリックします。
    [vRealize Suite Lifecycle Manager] 画面に次のメッセージが表示されます: 展開中です。 展開が失敗した場合、この画面には 失敗の展開ステータスが表示されます。この場合は、 [タスクの再起動] または [アンインストール] をクリックします。
  10. (オプション) 進行中の展開や展開の失敗の詳細を表示するには、[タスクの状態の表示] をクリックします。
    下の画面に、 [タスク] パネルが開きます。個々のタスクを開くと詳細を表示できます。
  11. (オプション) vRealize Suite Lifecycle Manager の展開が正常に完了したら、画面タイトルの下の vRealize Suite Lifecycle Manager のリンクをクリックします。
    新しいブラウザ タブで、 vRealize Suite Lifecycle Manager のユーザー インターフェイスが開きます。

次のタスク

vRealize Log InsightvRealize Operations、および vRealize Automation を展開できるようになりました。『最初のリージョンでのクラウド運用および自動化の展開』を参照してください。