パスワードの有効期限が切れた後などにエラーが発生した場合は、コンポーネントのパスワードをリセットする必要があります。パスワードは、リセットした後、修正する必要があります。パスワードを修正すると、SDDC Manager データベースや依存する Cloud Foundation ワークフローで新しいパスワードに更新されます。

パスワードのローテーションまたは更新中に発生した可能性があるエラーを解決するには、パスワードの修正を使用する必要があります。パスワードの修正では、SDDC Manager に保存されているコンポーネント アカウントのパスワードとコンポーネント内の更新されたパスワードを手動で同期します。

アカウント タイプが USER および SYSTEM の場合、コンポーネントに設定されているパスワードを手動で入力する必要があります。SDDC Manager は、保存されているパスワードを新しいパスワードに更新します。

アカウント タイプが SERVICE の場合、コンポーネントに設定されているパスワードを手動で入力する必要があります。SDDC Manager は、サービス アカウントのパスワードを新しいパスワードに更新します。パスワードを修正すると、そのパスワードが新しいパスワードにローテーションされます。

注: 一度に 1 つのアカウントのパスワードのみを修正できます。

個々の VMware Cloud Foundation コンポーネントは異なるパスワード要件をサポートしていますが、すべてのコンポーネントで共通の要件セットに従ってパスワードを設定する必要があります。パスワードを手動で更新する方法については、パスワードの手動更新を参照してください。

前提条件

  • VMware Cloud Foundation システム内に現在機能していないワークフローがないことを確認します。機能していないワークフローを確認するには、ナビゲーション ペインで [ダッシュボード] をクリックし、画面の下部にある [タスク] ペインを展開します。
  • パスワードの手動修正中に有効なワークフローが実行されていないこと、または実行するようにスケジュール設定されていないことを確認します。
  • このタスクを実行できるのは、管理者ロールを持つユーザーのみです。ロールの詳細については、ユーザーおよびグループの管理を参照してください。

手順

  1. ナビゲーション ペインから、[管理] > [セキュリティ] > [パスワード管理] の順に選択します。
    [パスワードの管理] 画面には、すべてのドメインに関する詳細情報 (コンポーネント、認証情報タイプ、FQDN、IP アドレス、ユーザー名など) が表形式で表示されます。この表は動的です。各列を並べ替えることができます。
    表の見出しの横にあるフィルタ アイコンをクリックして、結果を文字列値でフィルタすることができます。たとえば、 [ユーザー名] の横にあるこのアイコンをクリックして、 admin と入力すると、そのユーザー名の値を持つドメインのみが表示されます。
  2. パスワードを修正するドメイン エンティティを選択し、画面の上部にある [修正] をクリックします。
    注: 複数のアカウントを選択すると、 [修正] ボタンが無効になります。
    [パスワードの修正] ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスには、エンティティ名、アカウント タイプ、認証情報タイプ、およびユーザー名も表示されるため、正しいアカウントが選択されているかどうかを確認できます。
  3. コンポーネントで設定した新しいパスワードを入力して確認します。
    パスワードが一致しない場合、ダイアログ ボックスに赤色のアラートが表示されます。
  4. [修正] をクリックします。
    操作の進行状況を示すメッセージが画面の上部に表示されます。[タスク] パネルには、パスワードの修正操作の詳細なステータスも表示されます。サブタスクを表示するには、タスク名をクリックします。
    [タスク] パネルにタスクが失敗したことが表示された場合は、 [再試行] をクリックします。

結果

すべてのサブタスクが正常に完了すると、パスワードの修正が完了します。