Workload Managementでは、vSphere with Tanzu の基盤となるインフラストラクチャを検証します。その後、vSphere で展開作業を完了します。

ユーザー インターフェイスでは、 VMware Cloud Foundation with Tanzu の機能が [Kubernetes - ワークロード管理] と示されます。

前提条件

  • Workload Management対応の NSX-T VI ワークロード ドメインが展開されている必要があります。

    Workload Management対応の NSX-T VI ワークロード ドメインについては、[VI 構成] ウィザードの [名前] 画面で [vSphere Lifecycle Manager のベースラインの有効化] オプションを選択しておく必要があります。詳細については、名前と vSphere Lifecycle Manager 方法の指定を参照してください。

  • NSX-T Edge クラスタが、ワークロード ドメインに展開されている必要があります。

    [Edge クラスタの追加] ウィザードの [使用事例] 画面で、Workload Managementが選択されている必要があります。NSX-T Edge クラスタの作成の手順 6 を参照してください。

  • Workload Managementを有効にするクラスタ内のすべてのホストに、vSphere with Tanzu ライセンスが必要です。
  • 次の IP アドレスが定義されている必要があります。これらの IP アドレスは、vCenter Server のユーザー インターフェイスで Workload Management の展開を完了するときに指定する必要があります。
    • ポッド ネットワークのルーティング不可能なサブネット
    • サービス IP アドレスのルーティング不可能なサブネット
    • 入力方向のルーティング可能なサブネット
    • 出力方向のルーティング可能なサブネット

手順

  1. ナビゲーション バーで、[ソリューション] を選択します。
  2. [Kubernetes - ワークロード管理] セクションで、[展開] をクリックします。
    [ワークロード ドメイン] ドロップダウン メニューには、管理ドメインなどの Workload Management対応のワークロード ドメインがすべて表示されます。
  3. Workload Managementを有効にするクラスタに関連付けられているワークロード ドメインを選択します。
    選択したワークロード ドメイン内にある、 Workload Managementと互換性のあるクラスタは [互換性あり] セクションに表示されます。互換性のないクラスタは、[互換性なし] セクションに表示され、互換性がない理由が表示されます。互換性のないクラスタを使用可能な状態にするには、 Workload Managementの展開ウィザードを終了して問題を解決することができます。
  4. ワークロード ドメインの互換性のあるクラスタのリストから、Workload Managementを有効にするクラスタを選択します。
  5. [次へ] をクリックします。
    [検証] 画面で、次の検証が実行されます。
    • vCenter Server の詳細(vCenter Server の接続、オブジェクト、バージョン)
    • ネットワークの検証(NSX-T の詳細とバージョン)
    • Workload Managementクラスタの互換性
  6. [次へ] をクリックします。
    [確認] 画面には、 Workload Managementを有効にしているクラスタに関連付けられている VI ワークロード ドメインに関する情報が表示されます。残りの展開作業は vSphere のユーザー インターフェイスで完了します。vSphere のユーザー インターフェイスで入力する必要があるため、次のフィールドの値をメモしておきます。これらのフィールドは、ユーザー インターフェイス上でチェック ボックスによってマークされています。
    • Workload Managementを有効にしているクラスタ
    • クラスタの DNS サーバ
    • クラスタの NTP サーバ
    • Workload Managementを有効にしているワークロード ドメインの Edge クラスタ
    • ワークロード ドメインの vSphere Distributed Switch
  7. [vSphere で完了] をクリックします。
    vSphere ユーザー インターフェイスの画面が表示されます。 Workload Managementを有効にしているクラスタに関連付けられている vSphere Center は、デフォルトで選択されています。ここで展開プロセスを続行してください。 スーパーバイザー ネームスペースの作成と設定を参照してください。

次のタスク

クラスタでWorkload Managementを有効にする場合は、評価版ライセンスの有効期限が切れる前に、Tanzu Edition ライセンスをクラスタに割り当てる必要があります。Workload Management ライセンスの更新を参照してください。