このタブは、Cloud Foundation を展開する前に満たす必要があるインフラストラクチャの構成要件のサマリです。

VMware Cloud Builder は、このタブにリストされている要件が満たされているかを確認するために、展開の開始前にプラットフォーム監査を実行します。監査が失敗した場合は、展開を続行できません。

詳細なプランニング ガイダンスについては、『プランニングおよび準備ガイド』を参照してください。

物理ネットワーク

  • トップオブラック スイッチが構成されている。管理ドメインの各ホストおよび NIC は同じネットワーク構成である。イーサネット リンク集約テクノロジー (LAG/VPC/LACP) が使用されていない。
  • 各 VLAN の IP アドレス範囲、サブネット マスク、および信頼できる L3(デフォルト)ゲートウェイ。
  • すべての VLAN でジャンボ フレーム (MTU 9000) が推奨。環境全体で、エンドツーエンドの NSX-T ホスト オーバーレイ(ホスト TEP)および NSX-T Edge オーバーレイ (Edge TEP) VLAN には、少なくとも 1600 の MTU が必要です。
  • 管理、vMotion、vSAN、NSX-T ホスト オーバーレイ(ホスト TEP)、NSX-T Edge オーバーレイ (Edge TEP)、および NSX アップリンク ネットワークの VLAN が作成され、選択した vSphere Distributed Switch プロファイルに基づいてホスト ポートに選択的にタグ付けされている。各 VLAN には 802.1q タグが付いている。NSX-T ホスト オーバーレイ(ホスト TEP)VLAN と NSX-T Edge オーバーレイ (Edge TEP) VLAN が相互にルーティングされている。
  • 管理 IP アドレスが VLAN によってバッキングされ、ホスト上で構成されている。vMotion と vSAN の IP アドレス範囲は、ブリングアップ プロセス中に構成されます。
  • NSX-T ホスト オーバーレイ TEP に DHCP を使用する場合:適切なスコープ サイズの DHCP(ホストあたりの物理 NIC ごとに 1 つの IP アドレス)が、NSX ホスト オーバーレイ(ホスト TEP)VLAN に対して構成されていること。
  • NSX-T ホスト オーバーレイ TEP に静的 IP アドレス プールを使用する場合:静的 IP アドレス プールを使用するホストの数に十分な IP アドレスが使用可能であることを確認します。各ホストには、ホスト オーバーレイ トラフィックを処理する vSphere Distributed Switch に使用される各物理 NIC (pNIC) の IP アドレスが必要です。たとえば、ホスト オーバーレイ トラフィックに 2 つの物理 NIC を使用する 4 つの物理 NIC を持つホストでは、静的 IP アドレス プールに 2 つの IP アドレスが必要です。
  • アプリケーション仮想ネットワーク (AVN) を vRealize Suite コンポーネントに使用するには、次のことも必要です。
    • トップオブラック (ToR) スイッチが、自律システム (AS) 番号と BGP ネイバー パスワードを含むボーダー ゲートウェイ プロトコル (BGP)、および NSX-T Edge ノードに接続するためのインターフェイスを使用して構成されている。
    • アウトバウンド通信用のトップオブラック (ToR) スイッチと NSX-T Edge ノード間のアップリンク構成をサポートするために、2 つの VLAN が構成され、すべての ESXi ホストに提示されている。

物理ハードウェアと ESXi ホスト

  • すべてのサーバは vSAN に準拠し、BIOS、HBA、SSD、HDD などを含め、VMware 互換性ガイドで認証されている。
  • 管理クラスタ内で同一のハードウェア(CPU、メモリ、NIC、SSD/HDD など)を使用することを強くお勧めします。最小構成については、vSAN のドキュメントを参照してください。
  • ハードウェアとファームウェア(HBA および BIOS を含む)が vSAN 用に構成されている。
  • 各ホストに 1 つの物理 NIC が構成され、vSphere 標準スイッチに接続されている。2 番目の物理 NIC が構成されていない。
  • 物理ハードウェアの健全性ステータスが「正常」で、エラーがない。
  • ESXi のバージョンが Cloud Foundation のコンポーネント情報 (BOM) に記載されているビルドと一致している。BOM については、『VMware Cloud Foundation リリース ノート』を参照してください。
  • デフォルトのポート グループである仮想マシン ネットワークが管理ネットワークと同じ VLAN ID で構成されている。
  • 各 ESXi ホストの管理インターフェイス (vmk0) に静的 IP アドレスが割り当てられている。
  • 各 ESXi ホストで TSM-SSH サービスが実行され、ポリシーが Start and stop with host に構成されている。
  • すべてのホストが構成され、中央のタイム サーバ (NTP) と同期している。NTP サービス ポリシーが Start and stop with host に設定されている。
  • 各 ESXi ホストで、有効期限の切れていないライセンスが実行されている。ブリングアップ プロセスによって、永続的なライセンスが構成されます。

VMware Imaging Appliance サービス を使用してホストに ESXi をインストールし、イメージ化した後のタスク を完了した場合は、ホストはすでに正しく構成され、ブリングアップの準備ができています。

DNS 構成

次のコンポーネントのホスト名は、正引き、逆引き、短縮名、および長い名前の解決のために解決可能である必要があります。
  • ESXi ホスト
  • vCenter Server
  • NSX-T 管理クラスタ
  • SDDC Manager
  • NSX Edge 仮想マシン(AVN が有効になっている場合)