次の場合は、MultiDvsAutomator スクリプトを使用してプライマリ VxRail クラスタを追加します。
  • 2 台のシステム vSphere Distributed Switch があります。1 台はシステム トラフィックに使用され、もう 1 台はオーバーレイ トラフィックに使用されます。
  • または、システム トラフィック用の 1 台または 2 台のシステム vSphere Distributed Switch (vDS) とオーバーレイ トラフィック用の個別の vDS があります。

前提条件

  • vCenter Server でローカル ユーザーを作成します。これは VxRail の最初の実行に必要です。
  • VI ワークロード ドメイン ノードをイメージ化します。ノードのイメージ化の詳細については、Dell EMC VxRail のドキュメントを参照してください。
  • VI ワークロード ドメインの vCenter Server を使用してワークロード ドメイン ノードの VxRail の最初の実行を行います。VxRail の最初の実行の詳細については、Dell EMC VxRail のドキュメントを参照してください。
  • https://code.vmware.com/samples?id=7663 から Multi-Dvs-Script-master.zip ファイルをダウンロードします。Multi-Dvs-Automator-VCF-4.3.0-master.zip ファイルを SDDC Manager 仮想マシンの /home/vcf ディレクトリにコピーして解凍します。

手順

  1. SSH で SDDC Manager 仮想マシンに接続し、展開パラメータ シートで指定したユーザー名 vcf とパスワードを入力してログインします。
  2. su と入力して root アカウントに切り替えます。
  3. /home/vcf/Multi-Dvs-Automator-VCF-4.3.0-master ディレクトリで、python vxrailworkloadautomator.py を実行します。
  4. SSO ユーザー名とパスワードを入力します。
  5. プロンプトが表示されたら、クラスタのインポート先にするワークロード ドメインを選択します。
  6. インポートする準備ができているクラスタのリストからクラスタを選択します。
  7. 検出されたホストのパスワードを入力します。
    • 検出されたすべてのホストに対して 1 つのパスワードを入力します。
    • 検出された各ホストのパスワードを個別に入力します。
  8. オーバーレイ トラフィックに使用する vSphere Distributed Switch (vDS) を選択します。
    • 新しい DVS の作成
      1. 新しい vSphere Distributed Switch の名前を入力します。
      2. 使用する vmnic のカンマ区切りリストを入力します。
    • 既存の DVS の使用
      1. 既存の vSphere Distributed Switch を選択します。
      2. vDS 上のポート グループを選択します。選択したポート グループにマッピングされた vmnic は、オーバーレイ トラフィックの構成に使用されます。
  9. Geneve VLAN ID を入力します。
  10. NSX Manager クラスタを選択します。
    • 既存の NSX Manager クラスタの使用
      1. NSX-T ホスト オーバーレイ ネットワークの VLAN ID を入力します。
      2. 既存の NSX Manager クラスタを選択します。
    • 新しい NSX Manager クラスタの作成
      1. NSX-T ホスト オーバーレイ ネットワークの VLAN ID を入力します。
      2. NSX Manager の仮想 IP (VIP) アドレスと FQDN を入力します。
      3. NSX Manager(ノード)の FQDN を入力します。
  11. ホスト オーバーレイ ネットワーク TEP の IP アドレスの割り当て方法を選択します。
    オプション 説明
    DHCP このオプションを使用すると、VMware Cloud Foundation はホスト オーバーレイ ネットワーク TEP に DHCP を使用します。

    DHCP サーバを NSX-T ホスト オーバーレイ(ホスト TEP)VLAN 上に構成する必要があります。NSX が VI ワークロード ドメインの TEP を作成すると、DHCP サーバから IP アドレスが割り当てられます。

    静的 IP アドレス プール このオプションを使用すると、VMware Cloud Foundation はホスト オーバーレイ ネットワーク TEP に静的 IP アドレス プールを使用します。既存の IP アドレス プールを再利用することも、新しい IP アドレス プールを作成することもできます。
    新しい静的 IP アドレス プールを作成するには、次の情報を指定します。
    • プール名
    • 説明
    • CIDR
    • IP アドレス範囲
    • ゲートウェイの IP アドレス
    IP アドレス範囲に、静的 IP アドレス プールを使用するホストの数に十分な IP アドレスが含まれていることを確認してください。必要な IP アドレスの数は、ホスト オーバーレイ ネットワークを処理する vSphere Distributed Switch に使用される ESXi ホスト上の物理 NIC の数によって異なります。たとえば、ホスト オーバーレイ トラフィックに 2 つの物理 NIC を使用する 4 つの物理 NIC を持つホストでは、静的 IP アドレス プールに 2 つの IP アドレスが必要です。
    注: NSX-T ホスト オーバーレイ ネットワーク TEP に静的 IP アドレスを使用するクラスタをストレッチすることはできません。
  12. VxRail Manager の root パスワードと管理者パスワードを入力して確認します。
  13. VxRail Manager および ESXi ホストの SSH サムプリントを確認します。
  14. VMware vSAN および NSX-T Data Center のライセンス キーを選択します。
  15. Enter キーを押して検証プロセスを開始します。
  16. 検証が成功したら、Enter キーを押してプライマリ VxRail クラスタをインポートします。