2 層ルーティングの NSX Edge クラスタを展開すると、管理ドメインと VI ワークロード ドメインに North-South のルーティング サービスとネットワーク サービスを提供できます。

NSX Edge クラスタは、vSphere クラスタで実行される NSX Edge ノードを論理的にグループ分けしたものです。NSX-T Data Center は、2 層ルーティング モデルをサポートします。

コンポーネント

接続

説明

Tier-0 論理ルーター North 向け Tier-0 論理ルーターは 1 つ以上の物理ルーターまたはレイヤー 3 スイッチに接続され、物理インフラストラクチャのゲートウェイとして機能します。
South 向け Tier-0 論理ルーターは 1 つ以上の Tier-1 論理ルーターに接続するか、1 つ以上の論理スイッチに直接接続します。
Tier-1 論理ルーター North 向け Tier-1 論理ルーターは Tier-0 論理ルーターに接続します。
South 向け Tier-1 論理ルーターは、1 つ以上の論理スイッチに接続します。
デフォルトでは、NSX Edge クラスタはワークロード ドメインに含まれなくなり、VLAN によってバッキングされたネットワークが vCenter Server で構成されていない限り、ワークロードは隔離されます。1 つ以上の NSX Edge クラスタをワークロード ドメインに追加して、Software-Defined のルーティング サービスとネットワーク サービスを提供します。
注: vRealize Suite 製品を展開するには、デフォルトの管理 vSphere クラスタに NSX Edge クラスタを作成する必要があります。
拡張性と耐障害性を確保するために、複数の NSX Edge クラスタを管理ドメインや VI ワークロード ドメインに追加することができます。 VMware Cloud Foundation では、SDDC Manager または VMware Cloud Foundation API を介して展開された Edge クラスタの場合、NSX Manager クラスタあたり最大 32 個の Edge クラスタ、vSphere クラスタあたり最大 16 個の Edge クラスタを作成できます。これらの制限を超えて拡張する場合は、NSX Manager を使用して追加の NSX Edge クラスタを展開し、 NSX-T Data Center でサポートされている上限までスケールアップできます。 VMware Cloud Foundation の構成の上限については、 VMware 構成の上限 Web サイトを参照してください。
注: このマトリックスに明示的に記載されていない限り、 VMware Cloud Foundation は基盤となる製品の構成の上限をサポートします。必要に応じて、個々の製品構成の上限を参照してください。

ワークロード ドメイン用に作成された NSX Edge クラスタが提供する North-South のルーティング サービスとネットワーク サービスは、同じ NSX Manager クラスタを使用する他のすべてのワークロード ドメインと共有されます。