この手順では、デグレード モードで実行されている割り当て済みホストのコンポーネントを交換する方法について説明します。

前提条件

  • ホストが動作していて、VMware Host Client を使用してアクセスできることを確認します。
  • 管理、vSAN、および vMotion ネットワークがホスト上で使用可能であることを確認します。これは、[インベントリ] > [ホスト] 画面で確認できます。
  • ホスト上の HDD および SSD ディスクが良好な状態であることを確認します。
  • vCenter Server にホストのクラスタのアラートが報告されていないことを確認します。クラスタが vSAN クラスタの場合は、vSAN の健全性アラートが報告されていないことを確認します。

手順

  1. ナビゲーション ペインで、[インベントリ] > [ワークロード ドメイン] をクリックします。
  2. [ドメイン] 列で、ホストが割り当てられているワークロード ドメイン名をクリックします。
  3. [サービス] タブをクリックします。
  4. vCenter Server の起動リンクをクリックします。
  5. プリンシパル ストレージのタイプに応じて、次のいずれかの方法でホストをメンテナンス モードにします。
    プリンシパル ストレージ 手順
    vSAN
    1. ホストが属している vSphere クラスタを選択し、[監視] タブをクリックします。
    2. [vSAN] で、[データ移行事前チェック] をクリックします。
    3. [データ移行事前チェック] ドロップダウンを使用して、ホストを選択します。
    4. [vSAN データの移行] ドロップダウンを使用して、[全データの移行] を選択し、[事前チェック] をクリックします。
    5. テストが正常に終了した場合は、[メンテナンス モードへの切り替え] をクリックします。
    6. [メンテナンス モードへの切り替え] ダイアログで、[OK] をクリックします。
    非 vSAN
    1. ホストが属している vSphere クラスタを展開し、対象のホストを右クリックして [メンテナンス モード] > [メンテナンス モードへの切り替え] の順にクリックします。
    2. [メンテナンス モードへの切り替え] ダイアログで、[OK] をクリックします。
  6. 影響を受けるホストを右クリックし、[シャットダウン] を選択します。
  7. ホストを物理ラックから引き出します。
    接続されていたスイッチのポートを書き留めます。
  8. OEM ベンダーのドキュメントに従って該当のパーツを適切に処置します。
  9. ホストを物理ラックに戻し、適切なスイッチに接続し直します。
  10. ホストを起動します。
  11. vSphere Client で、ホストを右クリックし、[メンテナンス モード] > [メンテナンス モードを終了] の順にクリックします。