VMware Cloud Foundation のコンテナ化されたワークロードを実行する VI ワークロード ドメインのコンポーネントを、特定の順序でシャットダウンします。必要なインフラストラクチャ、ネットワーク、管理サービスをできるだけ長く維持して、シャットダウンまでの間、コンポーネントが動作し続けるようにします。
vSphere with Tanzu およびコンテナを実行する、または仮想化されたワークロードを実行する VI ワークロード ドメインの管理コンポーネントをシャットダウンしてから、管理ドメインのコンポーネントをシャットダウンします。
NSX Manager クラスタと NSX Edge クラスタが他の VI ワークロード ドメインと共有されている場合は、次の一般的な順序に従います。
NSX インスタンスを共有するすべての VI ワークロード ドメインのユーザー ワークロードをシャットダウンします。そうしないと、NSX をシャットダウンしたときに、ユーザー ワークロードにあるすべての NSX ネットワーク サービスが中断されます。
共有 NSX Edge ノードを実行する VI ワークロード ドメインをシャットダウンします。
他の VI ワークロード ドメインをシャットダウンします。
vSphere with Tanzu の VI ワークロード ドメインのシャットダウン順序
シャットダウン順序 |
SDDC コンポーネント |
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1 |
コンテナ化されたユーザー ワークロード |
2 |
vSphere with Tanzu 仮想マシンの場所の特定* |
3 |
VI ワークロード ドメインの vSphere クラスタ サービス仮想マシン* |
4 |
VI ワークロード ドメインの vCenter Server * |
5 |
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6 |
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7 |
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8 |
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9 |
VI ワークロード ドメインの NSX Edge ノード* |
10 |
VI ワークロード ドメインの NSX Manager ノード* |
11 |
VxRail Manager * |
12 |
VI ワークロード ドメインの vSAN ホストと ESXi ホスト* |
* シャットダウン手順の詳細については、以下を参照してください。
ESXi ホストでの vSphere with Tanzu 仮想マシンの場所の特定
vSphere with Tanzu で VI ワークロード ドメインのシャットダウンを開始する前に、ワークロード ドメインの仮想マシンと、その仮想マシンがデプロイされている ESXi ホストとの間のマッピングを取得します。このマッピングは後で、特定の ESXi ホストにログインして特定の管理仮想マシンをシャットダウンするのに使用します。
手順
vSphere クラスタ サービス仮想マシンのシャットダウン
vSphere クラスタ サービス (vCLS) 仮想マシンを VMware Cloud Foundation の VI ワークロード ドメインでシャットダウンするには、クラスタを退避モードにします。退避モードでは、vCLS 仮想マシンのクリーンアップがトリガされます。
手順
結果
vCLS 監視サービスで、vCLS 仮想マシンのクリーンアップを開始します。クラスタの vSphere DRS が有効になっている場合、これは機能しなくなり、さらなる警告がクラスタのサマリに表示されます。vSphere DRS は、vCLS がこのクラスタで再度有効になるまで、無効のままです。
vSphere with Tanzu を使用する仮想インフラストラクチャ ワークロード ドメインの vCenter Server のシャットダウン
VMware Cloud Foundation の vSphere with Tanzu を使用する VI ワークロード ドメインの vCenter Server インスタンスをシャットダウンするには、vSphere Client を使用します。Kubernetes サービスを停止し、vSAN の健全性ステータスを確認します。
手順
vSphere with Tanzu の NSX Edge ノードのシャットダウン
物理データセンター ネットワークと NSX SDN ネットワークとの間の North-South トラフィック接続を提供する NSX Edge ノードをシャットダウンすることで、vSphere with Tanzu を使用する VI ワークロード ドメインの NSX インフラストラクチャのシャットダウンを開始します。
ドメインの vCenter Server インスタンスはすでにダウンしているため、NSX Edge ノードは実行中の ESXi ホストからシャットダウンします。
手順
- VMware Host Client を使用して、最初の NSX Edge ノードを実行する ESXi ホストに root として ログインします。
- ナビゲーション ペインで、[仮想マシン] をクリックします。
- NSX Edge 仮想マシンを右クリックし、 を選択します。
- 確認ダイアログ ボックスで [はい] をクリックします。
- この手順を繰り返して、vSphere with Tanzu の VI ワークロード ドメインの残りの NSX Edge ノードをシャットダウンします。
NSX Manager ノードのシャットダウン
vSphere Client を使用して 3 ノード NSX Manager クラスタをシャットダウンすることで、管理ドメインまたは VI ワークロード ドメインの NSX インフラストラクチャのシャットダウンを続行します。
手順
vSphere with Tanzu を使用した VI ワークロード ドメインの VxRail Manager 仮想マシンのシャットダウン
VI ワークロード ドメインの vCenter Server インスタンスはすでにダウンしているため、VxRail Manager 仮想マシンが実行されている ESXi ホストから VxRail Manager 仮想マシンをシャットダウンします。
手順
- VMware Host Client を使用して、VxRail Manager 仮想マシンを実行する ESXi ホストに root としてログインします。
- ナビゲーション ペインで、[仮想マシン] をクリックします。
- VxRail Manager 仮想マシンを右クリックし、 の順に選択します。
- 確認ダイアログ ボックスで [はい] をクリックします。
vSphere with Tanzu を使用した仮想インフラストラクチャ ワークロード ドメインの vSAN ホストと ESXi ホストのシャットダウン
vSphere with Tanzu を使用して、VI ワークロード ドメインの vSAN ホストと ESXi ホストをシャットダウンします。このためには、vSAN クラスタをシャットダウンできるよう準備し、各 ESXi ホストをメンテナンス モードにすることで仮想マシンがホストでデプロイされたり起動されたりしないようにしてから、ホストをシャットダウンします。