SDDC Manager をリストアする前に、暗号化されたバックアップ ファイルを SFTP サーバからダウンロードして復号化する必要があります。
バックアップ ファイルには、プレーン テキストのパスワードなど、VMware Cloud Foundation インスタンスに関する秘密データが含まれています。ベスト プラクティスとして、復号化されたファイルへのアクセスを制御し、リストア操作の完了後に安全に削除する必要があります。
前提条件
SDDC にアクセスできるホスト マシンに OpenSSL がインストールされていることを確認します。
注:
この手順は、Linux ベースのオペレーティング システムであるホスト マシンに基づいて記述されています。
手順
- リストア用のバックアップ ファイルを特定し、SFTP サーバからホスト マシンにダウンロードします。
- ホスト マシンでターミナルを開き、次のコマンドを実行してバックアップ ファイルの内容を抽出します。
OPENSSL_FIPS=1 openssl enc -d -aes-256-cbc -md sha256 -in filename-of-restore-file | tar -xz
- プロンプトが表示されたら、encryption_password を入力します。
- 抽出されたフォルダで、metadata.json ファイルを見つけて、テキスト エディタで開きます。
sddc_manager_ova_location
値を見つけて、URL をコピーします。
- Web ブラウザで、URL を貼り付け、OVA ファイルをダウンロードします。
- 展開されたフォルダで、security_password_vault.json ファイルを見つけて、その内容を表示します。
entityType BACKUP
値を見つけて、バックアップ パスワードを記録します。