VMware Cloud Foundation 5.0 へのアップグレード中に、アップグレードの各フェーズで一部の SDDC Manager 機能が制限される場合があります。アップグレードを開始する前に、これらのタスクのいずれかを実行する必要があるかどうかを判断します。
アップグレードの状態
[ソース BOM]:アップグレードの開始前に、すべてのコンポーネントが VMware Cloud Foundation 4.x になっています
[分割 BOM]:管理ドメインまたは VI ワークロード ドメインは、部分的にのみ VMware Cloud Foundation 5.0 に更新されています。
[混合 BOM]:一部のワークロード ドメイン(管理または VI)は VMware Cloud Foundation 5.0 に完全にアップグレードされ、1 つ以上の VI ワークロード ドメインがソース BOM のバージョンになっています。
[ターゲット BOM]:すべてのコンポーネントが VMware Cloud Foundation 5.0 になっています
VMware Cloud Foundation インスタンスがソース BOM またはターゲット BOM の状態になっている場合、SDDC Manager 内で使用可能な機能は、その特定のリリースで想定されるとおりになります。ただし、混合 BOM の場合、実行できる操作は、ドメイン自体がどの状態になっているかによってワークロード ドメインごとに異なります。
次の表は、VMware Cloud Foundation 4.x から VMware Cloud Foundation 5.x へのアップグレード中に SDDC Manager 内で使用可能な機能を示しています。
カテゴリ |
機能 |
混合 BOM |
---|---|---|
バックアップ/リストア |
バックアップ/リストアの構成と実行 |
Y |
CEIP |
CEIP の有効化/無効化 |
Y |
証明書の管理 |
表示/生成/アップロード/インストール |
Y |
NSX Edge クラスタ |
Edge クラスタの拡張 |
Y |
DNS/NTP の構成 |
DNS の検証/構成 |
Y |
NTP の検証/構成 |
Y |
|
ライセンス |
ライセンス キー情報の更新 |
Y |
ライセンス キーの追加 |
Y |
|
再ライセンス |
Y |
|
ライセンスの確認 |
Y |
|
ライセンス情報の取得/更新 -(サブスクリプション) |
Y |
|
LCM |
VMware または Dell デポへの接続/バンドルのダウンロード |
Y |
LCM 事前チェック |
Y |
|
バンドル ダウンロードのスケジューリング |
Y |
|
パスワードの管理 |
ローテーション/更新/再試行/キャンセル |
Y |
ユーザー操作 |
ユーザー/グループの追加/削除 |
Y |
ワークロード ドメイン |
ESXi ホストの追加/削除 |
Y |
vSphere クラスタの追加/削除 |
Y |
|
4.x ワークロード ドメインの追加 |
N |
|
ELM モードでの 5.x ワークロード ドメインの追加 |
N |
|
5.x の隔離されたワークロード ドメインの追加 |
Y |
|
4.x ワークロード ドメインの削除 |
N |
|
5.0 ワークロード ドメインの削除 |
N |
カテゴリ |
機能 |
分割 BOM |
---|---|---|
ドメイン操作 |
ホストの追加 |
N |
ホストの削除 |
N |
|
vSphere クラスタの追加/削除 |
N |
|
ワークロード ドメインの削除 |
N |
|
vSphere クラスタのストレッチ |
N |
|
ストレッチ vSphere クラスタの拡張 |
N |
|
ストレッチ vSphere クラスタの縮小 |
N |
|
ライフサイクル操作 |
vCenter Server パッチのインストール |
N |
ESXi パッチのインストール |
N |
|
パスワードの管理 |
ローテーション/更新/再試行/キャンセル |
N |
証明書の管理 |
証明書の表示/生成/アップロード/インストール |
N |