ワークフロー最適化スクリプトを使用して、VxRail クラスタを追加するすべての手順を 1 か所で実行することができます。

ワークフロー最適化スクリプトは、VMware Cloud Foundation on Dell VxRail API を使用して、VxRail クラスタを追加するすべての手順を 1 か所で実行します。この API の詳細については、ワークフロー最適化によるクラスタの作成を参照してください。

前提条件

  • ワークロード ドメイン ノードをイメージ化します。ノードのイメージ化の詳細については、Dell VxRail のドキュメントを参照してください。
  • ESXi ホスト、VxRail Manager、および NSX Manager インスタンスの IP アドレスと完全修飾ドメイン名 (FQDN) は、DNS によって解決できる必要があります。
  • NSX ホスト オーバーレイ ネットワークに DHCP を使用している場合は、管理ドメインの NSX ホスト オーバーレイ VLAN に DHCP サーバを構成する必要があります。VMware NSX が VI ワークロード ドメインの TEP を作成すると、DHCP サーバから IP アドレスが割り当てられます。
  • VxRail Manager の IP アドレスの変更
  • VxRail Manager 証明書の更新

手順

  1. ワークフロー最適化スクリプトの .zip ファイルをダウンロードします。
    https://developer.vmware.com/samples/8123を参照してください。
  2. ファイルを解凍し、ディレクトリ (WorkflowOptimization-VCF-5000-master) を SDDC Manager 仮想マシンの /home/vcf ディレクトリにコピーします。
  3. SSH で SDDC Manager 仮想マシンに接続し、展開パラメータ シートで指定したユーザー名 vcf とパスワードを入力してログインします。
  4. /home/vcf/WorkflowOptimization-VCF-5000-master ディレクトリで、python vxrail_workflow_optimization_automator.py を実行します。
  5. 管理ドメインの SSO ユーザー名とパスワードを入力します。
  6. 2 と入力して、[クラスタの追加] オプションを選択します。
  7. クラスタを追加するワークロード ドメインを選択します。
  8. データストアの名前を入力します。
  9. 2 と入力して、[ステップ バイ ステップ入力] オプションを選択します。
  10. クラスタ名を入力します。
  11. VxRail Manager の FQDN を入力します。
  12. ssl および ssh サムプリントを信頼するには、[yes] と入力します。
  13. クラスタの ESXi ホストを選択します(カンマ区切りの 2 つ以上の数字)。
    ホストを 2 台以上選択する必要があります。選択したホストは、カンマで区切ります。例: 1,2
  14. 各ホストの FQDN を入力します。
  15. 選択したホストのパスワードを入力します。
    • すべてのホストに対して 1 つのパスワードを入力します。
    • 各ホストのパスワードを個別に入力します。
  16. vSAN ネットワークの詳細を入力します。
    オプション 説明
    vSAN ネットワーク
    • VLAN ID
    • CIDR
    • サブネット マスク
    • ゲートウェイの IP アドレス
    • IP アドレス範囲(手順 12 のホストごとに 1 つ割り当て)
    • MTU
  17. vMotion ネットワークの詳細を入力します。
    オプション 説明
    vMotion ネットワーク
    • VLAN ID
    • CIDR
    • サブネット マスク
    • ゲートウェイの IP アドレス
    • IP アドレス範囲(手順 12 のホストごとに 1 つ割り当て)
    • MTU
  18. プロンプトが表示されたら、[yes] と入力して管理ネットワークの詳細を入力します。
  19. 管理ネットワークの詳細を入力します。
    オプション 説明
    管理ネットワーク
    • VLAN ID
    • CIDR
    • サブネット マスク
    • ゲートウェイの IP アドレス
    • MTU
  20. NIC プロファイルを選択します。
  21. [vSphere Distributed Switch (vDS)] オプションで [オーバーレイ トラフィックの DVS を分離] を選択します。
  22. vDS の詳細を入力します。
    オプション 説明
    vDS
    • システム vDS 名
    • MTU 値
    • 管理、VSAN、および VMOTION のポート グループ名
  23. オーバーレイ vDS 名を入力します。
  24. オーバーレイ トラフィックの NIC を選択します(カンマ区切りの 2 つ以上)。
  25. Geneve VLAN ID を入力します。
  26. ホスト オーバーレイ ネットワーク TEP の IP アドレスの割り当て方法を選択します。
    オプション 説明
    DHCP このオプションを使用すると、VMware Cloud Foundation はホスト オーバーレイ ネットワーク TEP に DHCP を使用します。

    DHCP サーバを NSX ホスト オーバーレイ(ホスト TEP)VLAN 上に構成する必要があります。NSX が VI ワークロード ドメインの TEP を作成すると、DHCP サーバから IP アドレスが割り当てられます。

    静的 IP アドレス プール このオプションを使用すると、VMware Cloud Foundation はホスト オーバーレイ ネットワーク TEP に静的 IP アドレス プールを使用します。既存の IP アドレス プールを再利用することも、新しい IP アドレス プールを作成することもできます。
    新しい静的 IP アドレス プールを作成するには、次の情報を指定します。
    • プール名
    • 説明
    • CIDR
    • IP アドレス範囲
    • ゲートウェイの IP アドレス
    IP アドレス範囲に、静的 IP アドレス プールを使用するホストの数に十分な IP アドレスが含まれていることを確認してください。必要な IP アドレスの数は、ホスト オーバーレイ ネットワークを処理する vSphere Distributed Switch に使用される ESXi ホスト上の物理 NIC の数によって異なります。たとえば、ホスト オーバーレイ トラフィックに 2 つの物理 NIC を使用する 4 つの物理 NIC を持つホストでは、静的 IP アドレス プールに 2 つの IP アドレスが必要です。
    注: NSX ホスト オーバーレイ ネットワーク TEP に静的 IP アドレスを使用するクラスタを拡張することはできません。
  27. VxRail Manager の root パスワードと管理者パスワードを入力して確認します。
  28. VMware vSAN および VMware NSX のライセンス キーを選択し、vSphere ライセンスを適用します。
    注: VCF+ を使用している場合、ライセンス キーは必要ありません。
  29. Enter キーを押して検証プロセスを開始します。
  30. 検証が成功したら、Enter キーを押してプライマリ VxRail クラスタをインポートします。
    VxRail クラスタの追加ワークフローのステータスは、タスク ウィジェットの SDDC Manager ユーザー インターフェイスを使用し、 [更新] をクリックして監視することができます。