HCI メッシュは、vSAN のコンピューティング リソースとストレージ リソースを分離するためのソフトウェアベースのアプローチです。HCI メッシュは、vCenter Server 内のリモート データストア容量をクラスタ間で使用できるようにして、複数の独立した vSAN クラスタを集約します。HCI メッシュを使用すると、データセンターのリソースを効率的に利用および消費できるため、大規模なストレージ管理が簡単になります。

VMware Cloud Foundation 4.2 以降は、VI ワークロード ドメインの HCI メッシュとのリモート データストアの共有をサポートします。

リモート vSAN データストアを vSAN クラスタにマウントして HCI メッシュを作成し、vCenter Server または SDDC Manager からのデータ共有を有効にすることができます。マウントされたリモート vSAN データストアが SDDC Manager ユーザー インターフェイス に表示されるまで最大 5 分かかる場合があります。

注: HCI メッシュは、ストレッチ クラスタ上のリモート vSAN データストアをサポートしていません。

HCI メッシュとのリモート データストアの共有の詳細については、「HCI メッシュとのリモート データストアの共有」を参照してください。

ストレージ タイプ

統合ワークロード ドメイン

管理ドメイン

VI ワークロード ドメイン

プリンシパル

いいえ

いいえ

はい

補助

はい

はい

はい

HCI メッシュ コンピューティング専用クラスタ

VMware Cloud Foundation は、コンピューティング専用クラスタのプリンシパル ストレージ タイプとして HCI メッシュをサポートするようになりました。この機能を使用すると、HCI メッシュ コンピューティング専用クライアント クラスタ内のホストはローカル ストレージを必要としません。リモート データストアは、同じデータセンター内にある vSAN クラスタからマウントできます。

注: VxRail は、HCI メッシュ コンピューティング専用クラスタ機能をサポートしていません。

VMware Cloud Foundation は、単一のワークロード ドメイン内でのクラスタ間 HCI メッシュの使用のみをサポートします。ワークロード ドメイン 1 にクラスタを作成し、ワークロード ドメイン 2 のクラスタにある vSAN データストアを共有したり、リモート接続したりすることはできません。

また、この機能は、VMware Cloud Foundation で作成されたクラスタのみをサポートします。たとえば、VMware Cloud Foundation の外部に作成された vSphere クラスタを使用してストレージを提供したり、HCI メッシュを介してストレージを提供する VMware Cloud Foundation で作成された既存のクラスタにリモート接続したりすることはできません。