VI ワークロード ドメインを展開する前に、前提条件を確認してください。

  • NSX ホスト オーバーレイ ネットワークに DHCP を使用する計画の場合は、VI ワークロード ドメインの NSX ホスト オーバーレイ VLAN に DHCP サーバを構成する必要があります。VMware NSX が VI ワークロード ドメインの NSX Edge トンネル エンドポイント (TEP) を作成すると、DHCP サーバから IP アドレスが割り当てられます。
    注：

    DHCP を使用する計画がない場合は、NSX ホスト オーバーレイ ネットワークに静的 IP アドレス プールを使用できます。静的 IP アドレス プールは、VI ワークロード ドメイン作成の一部として作成または選択されます。

  • 適切なストレージがマーキングされた最低 3 台のホストが SDDC Manager インベントリで使用可能である必要があります。
    注： NFS、VMFS on FC、または vVol をプリンシパル ストレージとして使用し、VI ワークロード ドメインが更新方法として vSphere Lifecycle Manager イメージを使用している場合は、2 台のホストのみが必要です。 Workload Management には、少なくとも 3 台の ESXi ホストを持つ vSphere クラスタが必要です。
    • NFS ストレージを使用する VI ワークロード ドメインを作成するには、ストレージ タイプが NFS のホストをコミッショニングして、NFS ネットワーク プールに関連付ける必要があります。
    • vSAN ストレージを使用する VI ワークロード ドメインを作成するには、ストレージ タイプが vSAN のホストをコミッショニングして、vSAN ネットワーク プールに関連付ける必要があります。
    • VMFS on FC ストレージを使用する VI ワークロード ドメインを作成するには、ストレージ タイプが VMFS on FC のホストをコミッショニングして、vMotion のみまたは vMotion と NFS ネットワーク プールに関連付ける必要があります。
    • vVol on FC を使用する VI ワークロード ドメインを作成するには、ストレージ プロトコル タイプが vVol on FC のホストをコミッショニングして、vMotion のみまたは vMotion と NFS に関連付ける必要があります。
    • vVol on iSCSI を使用する VI ワークロード ドメインを作成するには、ストレージ プロトコル タイプが vVol on iSCSI のホストをコミッショニングして、vMotion と iSCSI に関連付ける必要があります。
    • vVol on NFS を使用する VI ワークロード ドメインを作成するには、ストレージ プロトコル タイプが vVol on NFS のホストをコミッショニングして、vMotion と NFS に関連付ける必要があります。
      注：

      vVol では、vVol ストレージを使用する VI ワークロード ドメインを作成するために、VASA プロバイダを SDDC Manager インベントリに追加する必要があります。VMware Cloud Foundation を使用した vVol ストレージを参照してください。

    インベントリにホストを追加する方法については、VMware Cloud Foundation での ESXi ホストの管理 を参照してください。

  • VI ワークロード ドメインに使用する各ホストには、未使用の物理 NIC が必要です。
  • vSphere Lifecycle Manager を使用してクラスタ内のすべてのホストにクラスタ イメージを適用する VI ワークロード ドメインを作成するには、クラスタ イメージが使用可能であることが必要です。VMware Cloud Foundation での vSphere Lifecycle Manager イメージの管理を参照してください。
  • 環境内の管理ドメインが、インストールされている元のバージョンとは異なるバージョンにアップグレードされている場合は、VI ワークロード ドメインを作成する前に、最新バージョンの VI ワークロード ドメイン インストール バンドルをダウンロードする必要があります。SDDC Manager からのインストール バンドルのダウンロードを参照してください。
  • VCF+ を使用して新しいシステムをブリングアップする場合、システムがクラウドとペアリングしてサブスクライブするまで、ワークロード ドメインの作成、クラスタの作成、または Edge クラスタの追加を行うことができません。これらの操作はそれまでブロックされます。
  • VCF+ を使用している場合、ワークロード ドメインはすべてサブスクリプション ライセンスを使用する必要があります。ライセンス ステータス（無期限/サブスクリプション）の混在は許可されません。
  • VI ワークロード ドメインの名前を決定します。各 VI ワークロード ドメインには一意の名前を付ける必要があります。リソース オブジェクト名（ホストや vCenter Server 名など）は、VI ワークロード ドメイン名に基づいて生成されるため、名前にはリージョンとサイトの情報を含めることをお勧めします。名前は 3 ～ 20 文字の長さで、次の任意の組み合わせを含めることができます。
    • 小文字のアルファベット
    • 大文字のアルファベット
    • 数字
    注： VI ワークロード ドメインを作成するときに指定する名前には、スペースは使用できません。
  • 次のパスワードを決定します。
    • vCenter Server の root パスワード
    • NSX Manager の管理者パスワード
    個々の VMware Cloud Foundation コンポーネントは異なるパスワード要件をサポートしていますが、すべてのコンポーネントで次の共通の要件セットに従ってパスワードを設定する必要があります。
    • 最小 12 文字
    • 最大 16 文字
    • 少なくとも 1 つの小文字、1 つの大文字、1 つの数字、さらに ! @ # $ ^ * の特殊文字の 1 つ
    • 使用できない文字：
      • 辞書に載っている一般的な用語
      • 回文
      • 5 つ以上の単調な連続した文字
      • 3 つの連続した同じ文字
  • VI ワークロード ドメインの展開オプションが含まれた『プランニングおよび準備ガイド』が完成していることを確認します。
  • vCenter Server および NSX Manager インスタンスの IP アドレスと完全修飾ドメイン名 (FQDN) は、DNS によって解決できる必要があります。
  • VI ワークロード ドメインに NFS ストレージを使用している場合は、次の情報が必要です。
    • データストア名
    • NFS 共有へのパス
    • NFS サーバの IP アドレス
    NFS 共有とサーバは、管理ネットワークからアクセスできる必要があります。NFS 共有の読み取り/書き込み権限が必要です。
  • VI ワークロード ドメインに VMFS on FC ストレージを使用している場合は、ゾーニングを構成し、関連付けられたボリュームをマウントして、ホストにデータストアを作成する必要があります。
  • 次の製品の有効なライセンス キーが必要です。
    • VMware NSX
    • vSAN（NFS または VMFS on FC のライセンスは不要）
    • vSphere

      vSphere と vSAN のライセンスは CPU ごとに設定されているため、ESXi ホストを VI ワークロード ドメインで使用するための十分なライセンスがあることを確認してください。VMware Cloud Foundation でのライセンス キーの管理 を参照してください。