多くの障害は、人為的なエラーが原因で発生しています。ホストや、ホストが依存するネットワークおよびストレージ インフラストラクチャのメンテナンスを実行する前に、意図しないダウンタイムを回避するための対策を講じてください。

意図しないダウンタイムを回避するには、いくつかの手順を実行する必要があります。
  • ストレージへのアクセスに影響を与える可能性がある操作の場合、vSphere クラスタ内の仮想マシンについて最新のバックアップを作成していることを確認してください。作成していない場合は、バックアップを実行してから続行してください。これらの操作には、vSAN クラスタ内のホスト、外部ストレージのデータストア マウント ポイント、およびストレージアレイ LUN マスクのメンテナンスが含まれます。
  • コンピューティング キャパシティをオフラインにする可能性がある操作の場合、修正対象のホストを予定通りオンラインに戻すことができなくても、仮想マシンの実行を続行できる十分なキャパシティがあることを確認します。

また、vSphere クラスタ内のホストをメンテナンスする場合は、メンテナンスを続行する前に、ホストに関連付けられている vCenter Server と NSX Manager をチェックして、修正する予定がある問題以外の問題を示すアラートが表示されているかどうかを確認します。アラートが表示されている場合は、まずその問題を解決します。