vCenter Server インスタンスをアップグレードする前に、vCenter Server 管理インターフェイスを使用して手動でバックアップする必要があります。

前提条件

  • vSphere Client で、vCenter Server によって管理されている各 vSphere クラスタについて、現在の vSphere DRS 自動化レベルの設定を書き留めてから、設定を [手動] に変更します。vCenter Server のアップグレードが完了したら、vSphere DRS 自動化レベルの設定を元の値に戻すことができます。VMware PowerCLI を使用して vSphere DRS 自動化レベルを変更する方法については、KB 87631 を参照してください。
  • アクティブな vMotion タスクがないことを確認します。

手順

  1. Web ブラウザで、vCenter Server 管理インターフェイス (https://appliance-IP-address-or-FQDN:5480) にログインします。
  2. 左側のナビゲーション ペインで、[バックアップ] をクリックします。
  3. [今すぐバックアップ] をクリックします。
  4. バックアップ スケジュールがすでに設定されている場合は、[バックアップ スケジュールのバックアップの場所とユーザー名を使用] を選択し、[開始] をクリックします。
  5. バックアップ スケジュールがない場合は、次の情報を入力し、[開始] をクリックします。

    設定

    バックアップの場所

    SFTP サーバからのバックアップの場所を入力します。

    例:sftp://172.16.11.60/backups/

    バックアップ サーバの認証情報

    ユーザー名

    SFTP サーバに対する権限を持つサービス アカウント。

    例:svc-vcf-bck

    パスワード

    指定したユーザー名に対するパスワードを入力します。

    暗号化バックアップ

    暗号化パスワード

    encryption_password

    パスワードの確認

    encryption_password

    DB の健全性チェック

    選択

    データ

    統計情報、イベント、およびタスク

    選択

    インベントリおよび設定

    選択

次のタスク

vCenter Server をリストアするには、バックアップしたバージョンと一致する VMware vCenter Server Appliance ISO ファイルが必要です。
  • 必要な vCenter Server バージョンを特定します。vCenter Server 管理インターフェイスで、左側のナビゲーション ペインの [サマリ] をクリックして、vCenter Server のバージョンとビルド番号を確認します。
  • そのバージョンの VMware vCenter Server Appliance ISO ファイルを VMware Customer Connect からダウンロードします。