VMware Cloud Foundationでは、特定の操作を実行し、SDDC の展開とメンテナンスを自動化するために固有の構造を使用します。
用語 |
説明 |
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アベイラビリティ ゾーン |
インフラストラクチャ コンポーネントのコレクション。各アベイラビリティ ゾーンは、データセンター全体に障害や電源停止が波及するのを防ぐため、他のアベイラビリティ ゾーンから隔離されます。VMware Cloud Foundationでは、vSAN ストレッチ クラスタを使用して、アベイラビリティ ゾーン間でワークロードの可用性を実装します。 |
アプリケーション仮想ネットワーク (AVN) |
NSX-T Data Center のカプセル化プロトコルを使用して、オーバーレイまたは VLAN NSX セグメントによってバッキングされる仮想ネットワーク。AVN は、単一の IP アドレス空間を使用して複数のデータセンターにまたがります。 |
ブリングアップ |
VMware Cloud Foundationシステムの展開および初期構成。ブリングアップ プロセスで作成される管理ドメイン上に、VMware Cloud Foundationソフトウェア スタックが展開されます。 |
ホストのコミッショニング |
VMware Cloud Foundationインベントリへのホストの追加。ホストが未割り当てになります。 |
コンポーザビリティ |
ハードウェア コンポーネントを物理的に移動することなく、ワークロードのニーズを満たすようにサーバを動的に構成する機能。分離しているハードウェア コンポーネント(コンピューティング、ネットワーク、ストレージ、およびオフロード コンポーネント)をバインドして、アプリケーションのニーズに基づく論理システムを作成します。 |
ダーティ ホスト |
ワークロード ドメイン内のクラスタから削除されたホスト。ダーティ ホストは、デコミッショニング、再イメージ、その後再コミッショニングされるまで別のワークロード ドメインに割り当てることはできません。 |
ホストのデコミッショニング |
割り当てられていないホストをVMware Cloud Foundationインベントリから削除すること。SDDC マネージャは、デコミッショニングされたホストを管理しません。 |
NSX Edge クラスタ |
NSX Edge ノードの論理的なグループ分け。これらのノードは vSphere クラスタで実行され、管理ドメインまたは VI ワークロード ドメインに North-South および East-West のルーティング サービスとネットワーク サービスを提供します。 |
フリー プール |
VMware Cloud Foundationインベントリの、ワークロード ドメインに割り当てられていないホスト。
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ホスト |
ESXi ソフトウェアでイメージ化されたサーバ。 |
インストール バンドル |
VI ワークロード ドメインとvRealize Suite Lifecycle Managerのソフトウェアが含まれています。インストール バンドルを使用すると、VMware Cloud Foundationのコンポーネント情報のバージョンよりも新しいバージョンのソフトウェア コンポーネントを、新しい VI ワークロード ドメインに展開できます。 |
インベントリ |
VMware Cloud Foundationによって管理される論理エンティティおよび物理エンティティ。
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Kubernetes - ワークロード管理 |
Kubernetes - ワークロード管理を使用すると、コンピューティング、ネットワーク、およびストレージ インフラストラクチャをvSphere with Tanzuワークロードに展開して運用できます。vSphere with Tanzuワークロードは、vSphere ポッド、通常の仮想マシン、または Tanzu Kubernetes クラスタ内でコンテナを実行するアプリケーションです。 |
Lifecycle Manager (LCM) |
ソフトウェア スタックのパッチ適用とアップグレードを自動化します。
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管理ドメイン |
vCenter Server、NSX Manager クラスタ、管理 NSX Edge クラスタ、SDDC Manager など、管理コンポーネント仮想マシンを含む物理ホストの 1 つ以上の vSphere クラスタ。管理ドメインでは vSAN ストレージのみがサポートされます。 |
ネットワーク プール |
vSAN および vMotion の VMkernel ポートに静的 IP アドレスを自動的に割り当てます。これにより、VI ワークロード ドメインを作成するとき、またはワークロード ドメインにホストまたはクラスタを追加するときに IP アドレスを手動で入力する必要がなくなります。 |
アップデート バンドル |
管理ドメインまたは VI ワークロード ドメイン内の VMware Cloud Foundationコンポーネントを更新するためのソフトウェアが含まれています。 |
プリンシパル ストレージ |
クラスタ内の仮想マシンのデータを含む各 vSphere クラスタに必要です。管理ドメインの場合、vSAN プリンシパル ストレージのみがサポートされます。VI ワークロード ドメインの場合は、ドメインを作成するとき、またはドメインにクラスタを追加するときにプリンシパル ストレージを設定します。後でプリンシパル ストレージを変更することはできません。「補助ストレージ」も参照してください。 |
SDDC Manager |
VMware Cloud Foundationシステムの論理および物理リソースをプロビジョニング、管理、および監視するソフトウェア コンポーネント。SDDC Manager は、
VMware Cloud Foundationを管理するためのユーザー インターフェイス、CLI ベースの管理者ツール、およびさらなる自動化のための API を提供します。
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サーバ |
物理ラック内のベアメタル サーバ。イメージ化した後は、ホストと呼ばれます。
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補助ストレージ |
ワークロード ドメインの容量を拡張して、より多くの仮想マシンをホストしたり、バックアップなどのサポート データを格納したりします。管理ドメインまたは VI ワークロード ドメイン内のクラスタに対する補助ストレージはいつでも追加または削除できます。 |
未割り当てのホスト |
ワークロード ドメインに属していないフリー プール内のホスト。 |
vSphere Lifecycle Manager (vLCM) |
vCenter Server サービスの 1 つ。VMware Cloud Foundationに統合されており、ESXi ホストのライフサイクル管理を一元化および簡素化できます。 |
仮想インフラストラクチャ (VI) ワークロード ドメイン |
ユーザーのワークロードを含む 1 つ以上の vSphere クラスタ。VMware Cloud Foundationは、各 VI ワークロード ドメインのライフサイクルを個別にスケーリングおよび管理します。VI ワークロード ドメインの vCenter Server インスタンスと NSX Manager クラスタは物理的に管理ドメインに配置され、NSX Edge ノードは VI ワークロード ドメインに配置されます。 |
vSphere Lifecycle Manager のベースライン |
複数の通知をグループ化したもの。ベースラインを ESXi ホストに接続し、関連付けられたベースラインに対してホストのコンプライアンスを確認することができます。コンテンツのタイプに応じて、ベースラインはパッチ ベースライン、拡張機能ベースライン、およびアップグレード ベースラインとなります。SDDC Manager は、ワークロード ドメイン内のクラスタを更新するために必要なベースラインおよびベースライン グループを作成します。 |
vSphere Lifecycle Manager のイメージ |
ESXi ホスト上で実行されるソフトウェア、コンポーネント、ベンダー アドオン、ファームウェアの正確な説明。単一のイメージを設定し、クラスタ内のすべてのホストに適用することで、クラスタ全体のホスト イメージの均一性を確保します。 |
ワークロード ドメイン |
特定の可用性とパフォーマンス属性を持つポリシー ベースのリソース コンテナ。vSphere、ストレージ(vSAN、NFS、VMFS on FC、または vVol)、およびネットワーク (NSX-T Data Center) を組み合わせ、単一のエンティティとして利用できるようにしたものです。ワークロード ドメインは、SDDC のライフサイクルを運用する中で、作成、拡張、および削除できます。ワークロード ドメインには、物理ホストのクラスタと、管理用の vCenter Server インスタンスを含めることが可能です。 VMware Cloud Foundationは、管理ドメインと 1 つ以上の VI ワークロード ドメインの 2 種類のワークロード ドメインをサポートします。 |