VMware Private AI Foundation with NVIDIA で Retrieval-Augmented Generation (RAG) を使用する場合は、VMware Data Services Manager で pgvector を使用して PostgreSQL データベースをセットアップします。

データベースを手動で作成するか、DevOps エンジニアと開発者が使用できるセルフサービス カタログを VMware Aria Automation に作成できます。

前提条件

手順

  1. VI ワークロード ドメインに PostgreSQL データベースを展開し、データベースの接続文字列を取得します。
    展開のワークフロー 説明
    VMware Data Services Manager コンソールから PostgreSQL データベースを展開して接続文字列を取得します。 データベースの作成」および「データベースへの接続」を参照してください。
    kubectl コマンドを使用して PostgreSQL データベースを展開し、接続文字列を取得します。 VMware Data Services Manager のセルフサービス使用の有効化」を参照してください。
    VMware Aria Automation から PostgreSQL データベースを展開して接続文字列を取得します。 VMware Aria Automation でセルフサービス カタログ アイテムを使用してベクター データベースを展開するを参照してください。
    展開されたデータベースの接続文字列の形式は次のとおりです。
    postgres://pgvector_db_admin:encoded_pgvector_db_admin_password@pgvector_db_ip_address:5432/pgvector_db_name
  2. psql コマンド ライン ユーティリティを使用して、データベースで pgvector 拡張機能を有効化します。
    1. データベースに接続します。
      psql -h pgvector_db_ip_address -p 5432 -d pgvector_db_name -U pgvector_db_admin -W
    2. pgvector 拡張機能を有効化します。
      pgvector_db_name=# CREATE EXTENSION vector;

VMware Aria Automation でセルフサービス カタログ アイテムを使用してベクター データベースを展開する

データ サイエンティストと DevOps エンジニアは、VMware Aria Automation を使用して、pgvector 拡張機能を備えた PostgreSQL データベースを AI ワークロード専用の VI ワークロード ドメインにプロビジョニングできます。

VMware Aria Automation でベクター データベース カタログ アイテムを作成する

クラウド管理者として、VMware Data Services Manager のデータベースをプロビジョニングするためのカタログ アイテムを VMware Aria Automation の Service Broker に追加します。

前提条件

  • VMware Data Services Manager 2.0.2 が展開されていることを確認します。
  • Python 3.10 がインストールされ、VMware Data Services Manager および VMware Aria Automation インスタンスにアクセスできるマシンを指定します。

手順

  1. Python を実行しているマシンで、VMware Tanzu Network から VMware Data Services Manager 2.0.2 の AriaAutomation_DataServicesManager バンドルをダウンロードし、その内容を解凍します。
  2. バンドルを解凍したフォルダ内の config.json ファイルを、VMware Data Services ManagerVMware Aria Automation の URL とユーザー認証情報で更新します。
    オプションで、カタログ アイテムの名前、Automation Assembler プロジェクト、およびその他のパラメータを設定することもできます。
  3. VMware Aria Automation にカタログ アイテムを作成するには、次の方法で Python スクリプト aria.py を実行します。
    python3 aria.py enable-blueprint-version-2

結果

Python スクリプトは、データベース プロビジョニングに VMware Data Services Manager を使用するために必要なアイテムを VMware Aria Automation に作成します。 AriaAutomation_DataServicesManager バンドルの readme.md ファイルを参照してください。

VMware Aria Automation でセルフサービス カタログ アイテムを使用してベクター データベースを展開する

VMware Private AI Foundation with NVIDIA では、データ サイエンティストまたは DevOps エンジニアは、Automation Service Broker のセルフサービス カタログ アイテムを使用して、VMware Aria Automation からベクター データベースを展開できます。

前提条件

クラウド管理者に、PostgreSQL データベースを作成するための前提条件が満たされていることを確認します。「データベースの作成」を参照してください。

手順

  1. VMware Aria Automation にログインし、Automation Service Broker で、クラウド管理者からの情報に従ってデータベース展開用のカタログ アイテムを見つけます。
    デフォルトでは、カタログ アイテムは [DSM DBaaS] と呼ばれます。
  2. カタログ アイテム カードで、[リクエスト] をクリックし、新しい PostgreSQL データベースの詳細を入力します。
    データベースの設定の詳細については、「 データベースの作成」を参照してください。
  3. 展開されたデータベースの接続文字列を取得します。
    1. Automation Service Broker で、[展開] > [展開] をクリックします。
    2. データベースの展開エントリを選択します。
    3. [トポロジ] タブで、データベース展開のクラウド テンプレートを選択し、テンプレートの [アクション] メニューから [接続文字列を取得] を選択します。

結果

VMware Aria AutomationVMware Data Services Manager のデータベースのプロビジョニングと操作の実行の詳細については、 AriaAutomation_DataServicesManager バンドルの readme.md ファイルと、 Data Services Manager v2.0.2 と VMware Aria Automation の統合に関するブログ記事を参照してください。