VI ワークロード ドメインを展開する前に、前提条件を確認してください。
- NSX ホスト オーバーレイ ネットワークに DHCP を使用する計画の場合は、VI ワークロード ドメインの NSX ホスト オーバーレイ VLAN に DHCP サーバを構成する必要があります。VMware NSX が VI ワークロード ドメインの NSX Edge トンネル エンドポイント (TEP) を作成すると、DHCP サーバから IP アドレスが割り当てられます。
注:
DHCP を使用する計画がない場合は、NSX ホスト オーバーレイ ネットワークに静的 IP アドレス プールを使用できます。静的 IP アドレス プールは、VI ワークロード ドメイン作成の一部として作成または選択されます。
- VxRail Manager の IP アドレスの変更
- VxRail Manager 証明書の更新
- VI ワークロード ドメインには、少なくとも 3 台のホストを使用できます。
注: VMFS on FC をプリンシパル ストレージとして使用し、VI ワークロード ドメインが更新方法として vSphere Lifecycle Manager イメージを使用している場合は、2 台のホストのみが必要です。 Workload Management には、少なくとも 3 台の ESXi ホストを持つ vSphere クラスタが必要です。
- VI ワークロード ドメインを作成する前に、管理ドメインで実行されている NSX Manager および vCenter Server のバージョンのインストール バンドルが SDDC Manager で使用可能である必要があります。たとえば、管理ドメインの NSX Manager または vCenter Server のバージョンに対して、BOM に記載されているバージョンよりも新しいバージョンへのパッチ適用を行った場合は、新しいインストール バンドルをダウンロードする必要があります。特定の非同期パッチに必要なインストール バンドルの詳細については、https://knowledge.broadcom.com/external/article?legacyId=88287 を参照してください。
- VI ワークロード ドメインの名前を決定します。各 VI ワークロード ドメインには一意の名前を付ける必要があります。リソース オブジェクト名(ホストや vCenter Server 名など)は、VI ワークロード ドメイン名に基づいて生成されるため、名前にはリージョンとサイトの情報を含めることをお勧めします。名前は 3 ~ 20 文字の長さで、次の任意の組み合わせを含めることができます。
- 小文字のアルファベット
- 数字
注: VI ワークロード ドメインを作成するときに指定する名前には、スペースは使用できません。 - 次のパスワードを決定します。
- vCenter Server の root パスワード
- NSX Manager の管理者パスワード
個々の VMware Cloud Foundation コンポーネントは異なるパスワード要件をサポートしていますが、すべてのコンポーネントで次の共通の要件セットに従ってパスワードを設定する必要があります。- 最小 12 文字
- 最大 16 文字
- 少なくとも 1 つの小文字、1 つの大文字、1 つの数字、さらに ! @ # $ ^ * の特殊文字の 1 つ
- 使用できない文字:
- 辞書に載っている一般的な用語
- 回文
- 5 つ以上の単調な連続した文字
- 3 つの連続した同じ文字
- VI ワークロード ドメインの展開オプションが含まれた『プランニングおよび準備ガイド』が完成していることを確認します。
- vCenter Server および NSX Manager インスタンスの IP アドレスと完全修飾ドメイン名 (FQDN) は、DNS によって解決できる必要があります。
- VI ワークロード ドメインに VMFS on FC ストレージを使用している場合は、ゾーニングを構成し、関連付けられたボリュームをマウントして、ホストにデータストアを作成する必要があります。
- [今すぐライセンス] オプションを使用するには、次の製品の有効なライセンス キーが必要です。
- VMware NSX
- vSAN(VMFS on FC のライセンスは不要)
- vSphere
vSphere と vSAN のライセンスは CPU ごとに設定されているため、ESXi ホストを VI ワークロード ドメインで使用するための十分なライセンスがあることを確認してください。VMware Cloud Foundation でのライセンス キーの管理 を参照してください。
vSphere クラスタがリモートの場所にある VI ワークロード ドメインの展開を計画する場合は、次の要件を満たす必要があります。
- 中央サイトとリモート サイト間に、専用の WAN 接続が必要です。
- 中央サイトからリモート サイトへの接続には、プライマリおよびセカンダリのアクティブな WAN リンクを使用することをお勧めします。WAN リンクを使用しないと、2 つの障害状態(WAN リンクの障害、NSX Edge ノードの障害)が発生する場合があり、リモート サイトで仮想マシンとアプリケーションがリカバリできない障害につながる可能性があります。
- 中央サイトとリモート サイトの間には、10 Mbps の最低帯域幅と 100 ミリ秒以下の遅延が必要です。リモート サイトのネットワークが、中央サイトの管理ネットワークにアクセスできる必要があります。DNS サーバおよび NTP サーバが、ローカルで使用できるか、リモート サイトからアクセスできる必要があります
リモートの場所にある VI ワークロード ドメインに関連する制限については、「VMware 構成の上限」を参照してください。
- スケーラブルな Edge ソリューションを展開する設計オプションの詳細については、「VMware Cloud Foundation Edge の設計に関する考慮事項」を参照してください。