NSX フェデレーションでは、VMware Cloud Foundation (VCF) にいくつかの新しい用語と概念が導入されています。

NSX フェデレーション システム:グローバル マネージャとローカル マネージャ

VMware Cloud Foundation 内の NSX フェデレーション環境には、2 種類の管理システムが含まれています。

グローバル マネージャ:NSX Manager に似たシステムで、複数のローカル マネージャを連携させます。

ローカル マネージャ:VMware Cloud Foundation インスタンスのネットワークとセキュリティ サービスを担当する NSX Manager システム。

NSX フェデレーション範囲:ローカルおよびクロスインスタンス

グローバル マネージャからネットワーク オブジェクトを作成すると、1 つ以上の VMware Cloud Foundation インスタンスにまたがることができます。

ローカル:オブジェクトは 1 つのインスタンスのみにまたがります。

クロスインスタンス:オブジェクトは複数のインスタンスにまたがります。セグメントの範囲を直接構成することはできません。セグメントの範囲は、接続先のゲートウェイと同じです。

NSX フェデレーション トンネル エンドポイント

NSX フェデレーション環境には、2 種類のトンネル エンドポイントがあります。

トンネル エンドポイント (TEP):インスタンス内の Geneve カプセル化に使用されるトランスポート ノード(Edge ノードまたはホスト)の IP アドレス。

リモート トンネル エンドポイント (RTEP):インスタンス間の Geneve カプセル化に使用されるトランスポート ノード(Edge ノードのみ)の IP アドレス。

NSX フェデレーションの Tier ゲートウェイ

VMware Cloud Foundation 環境の NSX フェデレーションには、3 種類の Tier-1 ゲートウェイが含まれています。

タイプ

説明

管理元

範囲

スタンドアローン Tier-1 ゲートウェイ

ローカル マネージャで構成され、ロード バランサなどのサービスに使用されます。

ローカル マネージャ

単一の VMware Cloud Foundation インスタンス

ローカルインスタンス Tier-1 ゲートウェイ

単一の場所のグローバル マネージャで構成され、単一の VMware Cloud Foundation インスタンス内に存在するセグメントに使用されるグローバル Tier-1 ゲートウェイです。

グローバル マネージャ

単一の VMware Cloud Foundation インスタンス

クロスインスタンス Tier-1 ゲートウェイ

グローバル マネージャで構成され、複数の VMware Cloud インスタンスに存在するセグメントに使用されるグローバル Tier-1 ゲートウェイです。

グローバル マネージャ

複数の VMware Cloud Foundation インスタンス