デフォルトでは、SDDC Manager と NSX Manager のバックアップは SDDC Manager アプライアンスに保存されます。バックアップのターゲットを外部 SFTP サーバに変更します。

前提条件

  • このタスクを実行できるのは、管理者ロールを持つユーザーのみです。VMware Cloud Foundation でのユーザーとグループの管理を参照してください。
  • 外部 SFTP サーバが 256 ビット長の ECDSA SSH パブリック キーをサポートしている必要があります。
  • 外部 SFTP サーバが 2048 ビット長の RSA SSH パブリック キーをサポートしている必要があります。
  • SFTP サーバの RSA キーの SHA256 フィンガープリントが必要です。
  • ホスト キー アルゴリズム:少なくとも 1 つの rsa-sha2-512 または rsa-sha2-256 と、ecdsa-sha2-nistp256、ecdsa-sha2-nistp384、または ecdsa-sha2-nistp521 のいずれか 1 つ。
  • SDDC Manager で FIPS セキュリティ モードが有効になっている場合の追加の前提条件:
    アルゴリズムと暗号 FIPS セキュリティ モードが有効の場合に必要です
    Kex アルゴリズム
    少なくとも以下の 1 つ:
    • diffie-hellman-group-exchange-sha256
    • ecdh-sha2-nistp256
    • ecdh-sha2-nistp384
    • ecdh-sha2-nistp521
    メッセージ認証キー (MAC) アルゴリズム

    hmac-sha2-256

    暗号
    少なくとも以下の 1 つ:
    • TLS_DHE_DSS_WITH_AES_128_CBC_SHA256
    • TLS_DHE_DSS_WITH_AES_256_CBC_SHA256
    • TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
    • TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_256_CBC_SHA384
    • TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
    • TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
    • TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256
    • TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384
    • TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384
    • TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256
    • TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256
    • TLS_AES_128_GCM_SHA256
    • TLS_AES_256_GCM_SHA384
注: SHA1 アルゴリズムはサポートされていません。

手順

  1. ナビゲーション ペインで、[管理] > [バックアップ] の順にクリックします。
  2. [バックアップ] 画面で、[サイト設定] タブをクリックし、[外部登録] をクリックします。
  3. [バックアップ] 画面で設定を入力し、[保存] をクリックします。

    ターゲット システムの SSH フィンガープリントを取得して検証するには、SSH 経由で SDDC Manager アプライアンスに接続し、次のコマンドを実行します。

    ssh-keygen -lf <(ssh-keyscan -p 22 -t rsa sftp_server_fqdn 2> /dev/null) | cut -d' ' -f2

    設定

    ホストの FQDN または IP

    SFTP サーバの FQDN または IP アドレス。

    ポート

    22

    転送プロトコル

    SFTP

    ユーザー名

    SFTP サーバに対する権限を持つサービス アカウント。

    例:svc-vcf-bck

    パスワード

    指定されたユーザー名に対するパスワード。

    バックアップ ディレクトリ

    バックアップが保存される SFTP サーバ上のディレクトリ。

    たとえば、/backups/ などです。

    SSH フィンガープリント

    SSH フィンガープリントは SFTP サーバから自動的に取得されます。SSH フィンガープリントを確認します。

    フィンガープリントの確認

    選択

    暗号化パスフレーズ

    バックアップ データの暗号化に使用される暗号化パスフレーズ。

    注:

    暗号化パスフレーズはリストア プロセスで必要なので、安全に保存する必要があります。

  4. [バックアップ設定への変更を確認します] ダイアログ ボックスで、[確認] をクリックします。