バックアップをリストアすると、バックアップ時のネットワークの状態がリストアされます。また、グローバル マネージャ アプライアンスによって維持される構成もリストアされます。

リストア プロセスの進行中は、NSX グローバル マネージャ クラスタの構成を変更しないでください。

前提条件

  • バックアップ ファイル サーバのログイン認証情報があることを確認します。
  • バックアップ ファイル サーバの SSH フィンガープリントがあることを確認します。フィンガープリントとして受け入れられるのは、SHA256 ハッシュ ECDSA(256 ビット)ホスト キーのみです。
  • バックアップ ファイルのパスフレーズがあることを確認します。

手順

  1. リストアするアプライアンス クラスタ内のノードがオンラインの場合は、パワーオフします。
  2. バックアップをリストアする新しいアプライアンス ノードを 1 つインストールします。
    • リストアするバックアップのバックアップ リストに IP アドレスが含まれている場合は、同じ IP アドレスを使用して新しいグローバル マネージャ ノードを展開する必要があります。FQDN を公開するようにノードを構成しないでください。
    • リストアするバックアップのバックアップ リストに FQDN が含まれている場合は、この FQDN を使用して新しいアプライアンス ノードを構成し、FQDN を公開する必要があります。バックアップとリストアでは小文字の FQDN のみがサポートされます。
  3. Web ブラウザで、https://gm_vip_fqdn/ のグローバル マネージャにログインします。
  4. グローバル マネージャをアクティブにします。バックアップは、アクティブなグローバル マネージャでのみリストアできます。
    1. メインのナビゲーション バーで、[システム] をクリックします。
    2. ナビゲーション ペインで、[ロケーション マネージャ] を選択します。
    3. [ロケーション マネージャ] 画面で、[アクティブにする] をクリックし、グローバル マネージャの名前を入力して、[保存] をクリックします。
  5. メインのナビゲーション バーで、[システム] > [バックアップとリストア] の順にクリックし、[編集] をクリックします。
  6. バックアップ ファイル サーバの IP アドレスまたは FQDN を入力します。
  7. 必要に応じてデフォルト ポートを変更します。デフォルトのポートは 22 です。
  8. サーバにログインするには、ユーザー名とパスワードを入力します。
  9. [ターゲット ディレクトリ] テキスト ボックスに、バックアップが保存されるディレクトリの絶対パスを入力します。
  10. バックアップ データの暗号化に使用したパスフレーズを入力します。
  11. [SSH フィンガープリント] を空白のままにし、後の手順で [保存] をクリックした後にサーバから提供されたフィンガープリントを受け入れます。
  12. バックアップを選択し、[リストア] をクリックします。
  13. リストア プロセスでは、進行中に必要に応じてアクションを実行するように求められます。
  14. リストアされたマネージャ ノードが起動して機能したら、追加のノードを展開して NSX グローバル マネージャ クラスタを形成します。