SDDC を作成する際は、SDDC アプライアンス構成を中規模にするか、大規模にするかを選択できます。中規模のアプライアンス構成を使用して SDDC を作成した後で、追加の管理クラスタ リソースが必要であることが判明した場合に、構成を [大] にアップサイジングすることは可能です。
デフォルトでは、中規模の NSX Edge と vCenter Server Appliance とともに新しい SDDC が作成されます。30 台以上のホストまたは 3,000 台以上の仮想マシンを含む展開や、管理クラスタ リソースがオーバー サブスクライブされている可能性があるその他の状況では、大規模なアプライアンスを使用することをお勧めします。トラフィック グループでマルチエッジ SDDC を構成する場合も、大規模なアプライアンスが必要です。
SDDC の [設定] タブにあるコントロールを使用すると、中規模の SDDC を大規模な SDDC にアップサイジングできます。この変更は永続的なものであり、元に戻すことはできません。使用可能な空きリソースが不足している場合は、ホストが SDDC に追加されます。
アップサイジング ワークフローには、vCenter Server の再起動と NSX フェイルオーバーが含まれます。通常、管理プレーンのダウンタイムは 15 ~ 20 分です。ディスク チェックや手動での介入が必要な場合は、所要時間が長くなることがあります。このダウンタイム中、vCenter Server ユーザー インターフェイスは使用できず、ホストの追加や削除、仮想マシンの電源操作を実行できなくなります。実行中のワークロードは継続され、vSphere HA ではパワーオン状態の仮想マシンが引き続き保護されます。NSX Edge フェイルオーバーにより、North-South 接続が 10 ~ 15 秒中断します。
この操作は、ホストの追加や削除などの SDDC のメンテナンスが進行している間は実行できません。
前提条件
VMware Cloud コンソール (https://vmc.vmware.com/) に、VMware Cloud Services サービス ロール(管理者または削除が制限された管理者)を持つユーザーとしてログインする必要があります。
SDDC に 3 台以上のホストがあることを確認します。単一ホストまたは 2 ホストの SDDC をアップサイジングすることはできません。