VMware Cloud on AWS では、単一のホストのみ含まれるスタータ構成を展開できます。
単一ホストの SDDC スタータ構成では、1 台のホストで構成される VMware Cloud on AWS のハイブリッド クラウドを 60 日間試用できます。この構成はオンデマンドで購入可能です。クレジット カードまたは VMware クレジット ファンドを使用して、時間単位で購入できます。サブスクリプションを使用して、単一ホストの SDDC スタータ構成の費用を支払うことはできません。
単一ホストの SDDC スタータ構成の試用は、60 日間限定でご利用いただけます。60 日の試用期間内に 2 台以上のホストを購入すれば、データを失うことなくスケール アップすることができます。試用期間の終了前に 単一ホストの SDDC をスケールアップしないと、含まれているデータとともにすべてのワークロードが削除されます。
単一ホストの SDDC スタータ構成は、テスト環境および開発環境、または事前検証(POC)での使用に適しています。単一ホストの SDDC で本番環境のワークロードを実行しないでください。単一ホスト機能を使用して、次のような VMware Cloud on AWS の価値を検証できます。
- エキスパートの支援によるオンボーディングの高速化。
- 大規模な移行を短期間で実行するには VMware Hybrid Cloud Extension を使用したオンプレミスと VMware Cloud on AWS 間の移行を、ライブ移行およびコールド移行には VMware vMotion を使用。
- ディザスタ リカバリ: VMware Cloud on AWS 用に最適化されたクラウド ベースのディザスタ リカバリ サービス、VMware Site Recovery の評価。VMware Site Recovery は、仮想マシン単位のアドオン サービスとして個別に購入できます。単一ホスト構成には SLA(サービス レベル アグリーメント)が提供されておらず、ホスト障害が発生した場合はデータが失われます。この構成は本番環境のディザスタ リカバリには使用しないでください。
- ハイブリッド リンク モードのサポート: ハイブリッド リンク モードは、オンプレミスと VMware Cloud on AWS のリソースを論理ビューとしてまとめて表示します。
- オール フラッシュの vSAN ストレージ:キャッシュと容量の両方にフラッシュ ストレージを使用することで、ストレージのパフォーマンスを最大にします。
- EC2 および S3 などのネイティブの AWS サービスに対し、帯域幅が大きく、遅延の小さいシームレスなアクセスを実現します。
単一ホストの SDDC には、次の制限があります。
- 単一ホストの SDDC の場合、VMware Cloud on AWS で複数のホストを稼動する必要がある機能や処理は実行できません。これには、高可用性 (HA)、複数クラスタ、複数のアベイラビリティ ゾーンにまたがるストレッチ クラスタ、VMware Cloud on AWS 環境間での vMotion による移行、および DRS (Distributed Resource Scheduler) などがありますが、これらに限定されません。
- 単一ホストの SDDC に SLA (サービス レベル アグリーメント)はありません。
- 単一ホストに障害が発生した場合は、SDDC 内のデータは失われます。
- 単一ホストの SDDC にはアップグレードまたはパッチを適用できません。
- 一度にプロビジョニング可能な単一ホストの SDDC は 1 台のみです。
- 単一ホストの SDDC は、オンデマンドでのみ課金されます。サブスクリプションを使用して単一ホストの SDDC を支払うことはできません。
- 単一ホストの SDDC では、i3en ホスト タイプを使用できません。