VMware vSphere は、仮想化用ソフトウェア コンポーネント スイートです。これには、ESXivCenter Server、および vSphere 環境でのさまざまな機能を実現するその他のソフトウェア コンポーネントが含まれます。VMware Cloud on AWS SDDC の多くの部分は VMware が管理しますが、お客様がすべてのコンポーネントを確認し、構成の特定の部分を変更することもできます。

vSphere のコンポーネント

VMware vSphere には、次のソフトウェア コンポーネントが含まれています。

ESXi
構成ファイルとディスク ファイルのセットとして仮想マシンを実行するハイパーバイザー。それらのファイルにより、物理マシンの全機能が実行されます。
注:

VMware Cloud on AWS ユーザーは、ESXi ホストのハードウェアへの物理的なアクセスまたは ESXi オペレーティング システムへの root アクセスはできません。この種のアクセスが必要な手順は、VMware のスタッフが実行する必要があります。つまり、ESXi ユーザーの追加、削除、管理を行うことはできず、VMware Host Client を使用したホスト管理の他の作業を行うこともできません。

vCenter Server
VMware ESXi ホストを統合管理するサービス。

vCenter Server はバックグラウンドで継続的に実行されます。クライアントが接続されていない場合でも、監視と管理のアクティビティを実行します。

VMware Cloud on AWS には、ハイブリッド リンク モードを使用してオンプレミス vCenter Server に接続できる単一の vCenter Server が含まれます。

vCenter Single Sign-On
vCenter Server 管理インフラストラクチャの一部となるサービス。vCenter Single Sign-On の認証サービスでは、Active Directory などのディレクトリ サービスを使用して各コンポーネントがユーザーを個別に認証するのではなく、安全なトークン交換メカニズムを介してさまざまな vSphere ソフトウェア コンポーネントが互いに通信できるようになるため、VMware クラウド インフラストラクチャ プラットフォームの安全性が高まります。

vSphere のインターフェイス

使用する vSphere インターフェイスは、実行するタスクと管理するコンポーネントによって異なります。

vSphere Client
vSphere Client は、 VMware Cloud on AWS を管理するための HTML5 ベースのクライアントです。 vSphere Client は、オンプレミス vSphere SDDC のほとんどの構成タスクも実行します。
vSphere コマンドライン インターフェイス
vSphere は、仮想マシンやその他の vSphere コンポーネントを構成するための複数のコマンドライン インターフェイスをサポートしています。
vSphere SDK
vSphere は、vSphere 環境内のさまざまな要素を管理するための複数の SDK をサポートしています。
仮想マシン コンソール
物理マシンと同様、各仮想マシンにも、オペレーティング システムに応じて特定の管理タスクをサポートするコンソールがあります。

vCenter Server 機能

vCenter Server の旧バージョンで特別なライセンスを必要としていた機能の多くは、vSphere 6.x の vSphere Standard ライセンスで利用することが可能で、VMware Cloud on AWS でもサポートされています。

vCenter Server の主な機能は次のとおりです。

vSphere vMotion
サービスを中断せずに、実行中の仮想マシンをある ESXi ホストから別の ESXi ホストに移動できます。
Storage vMotion
サービスを中断せずに、実行中の仮想マシンのディスクおよび構成ファイルをデータストア間で移動できます。
vSphere High Availability
vSphere High Availability は、SDDC クラスタ内のホストで障害が発生したとき、そのホスト上のすべての仮想マシンが同じクラスタ内の別のホスト上で再起動されるようにするものです。vSphere High Availability の設定は VMware Cloud on AWS で事前設定され、ユーザーが変更することはできません。
vSphere DRS
すべてのホストおよびリソース プールにわたるリソース割り当ておよび消費電力を改善できます。vSphere DRS はクラスタ内のすべてのホストおよび仮想マシンのリソース使用状況に関する情報を収集し、次のいずれかの場合に仮想マシンを移行します。
  • 初期配置:クラスタ内ではじめて仮想マシンをパワーオンした場合、DRS は仮想マシンを配置するか、推奨を表示します。
  • ロード バランシング:DRS は、仮想マシンを自動的に移行 (vMotion) するか、仮想マシンの移行を推奨して、クラスタ全体におけるリソース使用率を高めます。
SDDC での DRS 操作を制御するストレージ ポリシーの詳細については、 ポリシーおよびプロファイルの使用を参照してください。