vSphere HA は、仮想マシンの可用性を確保します。あるホストで障害が発生した場合、vSphere HA は別のホストで仮想マシンを再起動します。VMware Cloud on AWSSDDC では、VMware が障害の発生したホストを直ちに置き換えるため、SDDC のすべてのリソースが常に利用できます。
注: シームレスなユーザー エクスペリエンスを実現するため、オンプレミス SDDC と
VMware Cloud on AWS SDDC では、クラスタやリソース プールの構成、監視、確認を行う画面が統一されています。ただし、
VMware Cloud on AWS の
[編集] ボタンは灰色で表示されます。
手順
- vSphere Clientで [メニュー] をクリックし、[ホストおよびクラスタ] を選択します。
- [Cluster-1] を選択します。
VMware Cloud on AWSでは、単一クラスタに設定が保持されます。設定は事前に定義されているため、別のクラスタは必要ありません。
- vSphere HA の設定を確認します。設定は、クラウド環境に最適化されています。
設定 |
説明 |
vSphere HA が有効 |
vSphere HA が有効の場合、仮想マシンはホストの障害から保護されています。 |
Proactive HA が無効 |
VMware が障害の発生したホストを直ちに置き換えるため、VMware Cloud on AWS環境に Proactive HA は不要です。 |
障害の状態と応答 |
VMware Cloud on AWSはハードウェア レベルで保護されているため、vSphere HA の一部の機能は無効になっています。クラウドでこれらの機能を有効にしても効果がありません。 |
アドミッション コントロール |
予約されている CPU とメモリ容量が表示されます。指定されたフェイルオーバー容量がクラスタにない場合は、追加の仮想マシンを起動できません。 |
詳細オプション |
クラウド SDDC に事前設定されている詳細オプションの設定が表示されます。 |
オンプレミス vSphere 環境で可用性を確保する vSphere HA などの機能の詳細については、『vSphere 可用性』ドキュメントを参照してください。オンプレミスの管理者が管理する機能の多くは、VMware Cloud on AWSで事前設定されています。
- vSphere HA イベントの詳細については、[vSphere HA のモニタリング] リンクをクリックしてください。