vSANはブロックレベルの重複排除および圧縮を実行してストレージ容量を節約します。これにより VMware Cloud on AWSSDDC で、より効率的かつコスト効率の良い方法でストレージを使用できます。

重複排除では冗長なデータ ブロックが削除されるのに対して、圧縮ではさらに各データ ブロック内で冗長なデータが削除されます。これらの技術は連携して機能し、データを保存するために必要な物理ストレージを減らすことができます。VMware vSANは重複排除を実行してから、データをキャッシュ層からキャパシティ層に移動するときに圧縮を実行します。

重複排除は、キャッシュ層からキャパシティ層にデータが書き戻されたときにインラインで実行されます。重複排除アルゴリズムは固定ブロック サイズを使用し、各ディスク グループ内で適用されます。同一ディスク グループ内のブロックの冗長コピーは、重複排除されます。

重複排除と圧縮によって節約できるストレージ容量は、ワークロード データに大きく左右されます。平均すると、ストレージ容量の節約は 1.5 倍~ 2.0 倍になります。

SDDC バージョン 1.3 以降では、新規作成するすべてのクラスタで重複排除と圧縮が有効になります。この機能は、VMware Cloud on AWSのすべてのクラスタで自動的に有効になり、オフにすることはできません。

古いバージョンの SDDC で作成されたクラスタでは、SDDC の新しいバージョンへのアップグレード後に重複排除と圧縮が有効になります。重複排除および圧縮を有効にする際は、一時的に余剰ホストがクラスタに追加されます。このホストに対して料金が発生することはありません。アップグレードを行うと、各ディスク グループからデータが退避され、重複排除設定に沿ってディスク グループが再フォーマットされてから、データがそのディスク グループに書き戻されます。

重複排除と圧縮が有効になるには、ある程度の時間がかかります。この処理の間、重複排除が有効になったディスク グループと有効になっていないディスク グループが混在した状態で一部のクラスタが稼動する場合があります。アップグレードの進行中は、クラスタからホストを削除できません。アップグレードの最中は、特に I/O 負荷が大きいときにクラスタの速度が低下する場合があります。

重複排除と圧縮をより迅速に有効にするためのベスト プラクティスは次のとおりです。

  • ホストの追加や仮想マシンの追加または削除など、クラスタ構成の変更はできる限り避ける。
  • ストレージ ポリシーを変更しない。
  • 現在のクラスタの容量をできる限り維持する。