コマンドライン インストーラを使用して、vCenter Cloud Gateway のインストールをスクリプト化または自動化します。

注: このセクションの手順は、SDDC ソフトウェアのバージョン 1.11 以降に適用されます。

vcgw-deploy コマンドを使用して、コマンド ラインから vCenter Cloud Gateway をインストールします。vcgw-deploy を使用すると、vCenter Cloud Gateway のインストールのほか、インストール テンプレートの検証およびインストールの事前チェックを実行できます。vcgw-deploy のオプションをすべて確認するには、vcgw-deploy install --help を実行します。

手順

  1. vCenter Cloud Gateway のインストーラをダウンロードします。
    • vSphere+ および VMware Cloud Foundation+ の場合:vCenter Cloud Gateway のダウンロードページにログインし、ISO イメージをダウンロードします。

    • VMware Cloud on AWS の場合:

      1. https://vmc.vmware.comVMware Cloud コンソール にログインします。

      2. [ツール] タブをクリックします。

      3. Gateway Appliance の [ダウンロード] をクリックします。

        自動的に Customer Connect に移動し、インストーラの ISO イメージをダウンロードできます。

  2. インストールの JSON テンプレートを準備します。
    1. インストーラの ISO イメージで、cli-installer/templates ディレクトリを参照します。

      このディレクトリには、ESXi ホストに直接、または vCenter Server システムを介して vCenter Cloud Gateway をインストールするためのサンプルの JSON テンプレートが含まれています。

      VMware Cloud Foundation+ の場合は、管理ドメインの vCenter Server インスタンスの FQDN または IP アドレスを参照するように JSON テンプレートを変更します。

    2. テンプレートを作業ディレクトリにコピーし、編集して必要なパラメータを追加します。

      利用可能なテンプレート パラメータの詳細については、オプション --template-help を使用してインストーラを起動します。たとえば、Windows では、vcgw-deploy.exe install --template-help と入力します。

  3. コマンドラインから cli-installer ディレクトリに移動して、インストールの事前チェックを実行します。
    • Windows OS の場合は、vcgw-deploy.exe install path-to-template --precheck-only と入力します。

    • Linux OS の場合は、vcgw-deploy install path-to-template --precheck-only と入力します。

    • Mac OS の場合は、vcgw-deploy install path-to-template --precheck-only と入力します。

    事前チェックでは、指定されているテンプレートとパラメータに関する問題が特定されるため、インストールを開始する前にエラーを修正できます。

  4. インストーラを起動します。
    • Windows OS の場合は、vcgw-deploy.exe install path-to-template --accept-eula と入力します。

    • Linux OS の場合は、vcgw-deploy install path-to-template --accept-eula と入力します。

    • Mac OS の場合は、vcgw-deploy install path-to-template --accept-eula と入力します。

次のタスク

注:

アプライアンスをインストールした後、VMware ナレッジベースの記事 KB67158 のガイドラインに沿って、アプライアンス ログを収集するよう設定することを検討してください。アプライアンス ログは、サポートを要求するときに役立ちます。

VMware Cloud Foundation+ については、 VMware Cloud Foundation 4.5 にアップグレードされたオンプレミス環境に 4 つを超えるワークロード ドメインがある場合、 vCenter Cloud Gateway 仮想マシンのサイズを変更し、クラウド接続されたワークロード ドメインの SDDC Manager の制限を引き上げます。VMware のナレッジベースの記事 KB89558を参照してください。 VMware Cloud Foundation 4.5.1 にアップグレードされた環境に最大 8 つのワークロード ドメインがある場合は、その環境を vCenter Cloud Gateway インスタンスに直接接続します。

VMware Cloud Foundation+ の場合は、次の方法で vCenter Cloud Gateway 仮想マシンの高可用性も設定します。

  • デフォルトの管理クラスタの [構成] タブで、[仮想マシンのオーバーライド] をクリックし、vCenter Cloud Gateway 仮想マシンの再起動の優先順位ポリシーを「高」に設定します。

  • 複数のアベイラビリティ ゾーンがある環境では、最初のアベイラビリティ ゾーンの仮想マシン グループに vCenter Cloud Gateway 仮想マシンを追加します。