VMware Cloud Foundation+ 向けの vCenter Cloud Gateway をインストールする場合は、お使いの環境でオンプレミスの VMware Cloud Foundation インスタンスに vCenter Cloud Gateway をインストールするための要件がすべて満たされていることを確認してください。

デプロイの概要

vCenter Cloud Gateway は、VMware Cloud Foundation インスタンスの管理ドメインにデプロイします。vCenter Cloud Gateway は、SDDC Manager および ワークロード ドメインの vCenter Server インスタンスからインベントリ データをプルしてクラウドに送信します。VMware Cloud Foundation+ についてを参照してください。

1 つの vCenter Cloud Gateway インスタンスを 1 つの VMware Cloud Foundation インスタンスにのみ割り当てることができます。1 つの vCenter Cloud Gateway インスタンスを同時に VMware Cloud FoundationvCenter Server に接続することはできません。

VMware Cloud Foundation インスタンスの機能およびソフトウェアとインフラストラクチャのコンポーネントについては、VMware Cloud Foundation スタート ガイドを参照してください。

図 1. VMware Cloud Foundation+ における vCenter Cloud Gateway のデプロイ
Cloud Gateway は、SDDC Manager、vCenter Server、NSX コンポーネントとともに管理ドメイン内にあります。Cloud Gateway は VMware Cloud に接続されています。

環境要件

  • VMware Cloud Foundation+ 向けの vCenter Cloud GatewayVMware Cloud Foundation 4.5 以降に対応している必要があります。

  • VMware Cloud services の組織にアクティブな VMware Cloud Foundation+ サブスクリプションが適用されている必要があります。

  • Customer Connect アカウントには、組織内の組織の所有者ロールが割り当てられている必要があります。

  • VMware Cloud Foundation の新しいデプロイがサブスクリプション対応モードで実行されている必要があります。VMware Cloud Foundation の展開の概要を参照してください。

  • VMware Cloud Foundation インスタンスの管理クラスタが健全な状態である必要があります。

  • VMware Cloud Foundation 4.5 以降にアップグレードされた既存のオンプレミス環境には、管理ドメインを含む 8 つ以下のワークロード ドメインが必要です。

    VMware Cloud Foundation 4.5 の場合、デフォルトでは vCenter Cloud Gateway インスタンスを、管理ドメインを含む最大 4 つのワークロード ドメインに接続できます。この制限を 8 つのワークロード ドメインに引き上げる方法については、VMware ナレッジベースの記事 KB89558 を参照してください。

    VMware Cloud Foundation 4.5.1 では、vCenter Cloud Gateway インスタンスを、管理ドメインを含む最大 8 つのワークロード ドメインに直接接続できます。

    VMware Cloud Foundation 4.5 以降へのアップグレードについては、 VMware Cloud Foundation ライフサイクル管理ドキュメントを参照してください。

ハードウェア要件

vCenter Cloud Gateway のアプライアンスをデプロイする前に、 VMware Cloud Foundation インスタンスの管理ドメインに vCenter Cloud Gateway 用の十分なコンピューティング リソースがあることを確認してください。次に示す vCenter Cloud Gateway 仮想マシンのデフォルト サイズでは、デフォルトの制限である 8 つのクラウド接続されたワークロード ドメインがサポートされます。
表 1. ハードウェア要件
ハードウェア 最小要件
vCPU 8
メモリ 28 GB
ストレージ 190 GB

ネットワーク要件

  • 管理ネットワークで vCenter Cloud Gateway の静的 IP アドレスを割り当てます。

  • vCenter Cloud Gateway の正引きと逆引きの DNS レコードを構成し、リージョンの子ドメインにレコードを割り当てます。

  • 送信ポート 443 で vCenter Cloud Gateway から VMware Cloud への外部接続を設定します。

  • vCenter Cloud GatewayVMware Cloud の間、および vCenter Cloud GatewayvCenter ServerSDDC Manager の間の最大遅延は往復で 300 ミリ秒を超えないようにしてください。

ユーザー アカウント要件

VMware Cloud Foundation 環境を vCenter Cloud Gateway に接続するための管理者アカウントが次のように構成されていることを確認してください。
  • 各 vCenter Server インスタンスでは、このアカウントは管理者 vCenter Single Sign-on グループのメンバーであり、管理者ロールおよびグローバル権限が割り当てられます。
  • SDDC Manager では、このアカウントに Admin ロールが割り当てられます。