パスワードを使用して仮想マシンを暗号化し、仮想マシンおよびその内容へのアクセスを制御できます。Fusion Pro がある場合、仮想マシンの制限を有効にして、ユーザーが特定の仮想マシン設定を変更できないようにしたり、仮想マシンの有効期限を設定したりすることもできます。
仮想マシンの制限を有効にすると、仮想マシンの有効期限を設定できます。
暗号化と制限を設定する場合、以下のガイドラインを使用してください。
- Fusion ライセンスがある場合、仮想マシンの制限がまだ有効になっていない状態でのみ暗号化を有効または無効にできます。
- 仮想マシンの制限がすでに有効になっている場合、Fusion Pro ライセンスがなければ暗号化および制限の設定を変更することはできません。Fusion ライセンスでは、暗号化および制限の設定は読み取り専用になります。暗号化パスワードのみを変更できます。
- Fusion 5 およびそれ以降と互換性がある仮想マシンに限って制限ポリシーが適用されます。
前提条件
- 仮想マシンをサスペンドまたはシャットダウンします。
- 仮想マシンの制限をオンにする場合、Fusion Pro ライセンスがあることを確認します。
手順
- を選択します。
- [仮想マシンのライブラリ] ウィンドウで仮想マシンを選択し、[設定] をクリックします。
- [設定] ウィンドウの [その他] で、[暗号化と制限] をクリックします。
- [暗号化を有効にする] を選択し、暗号化パスワードを設定します。
パスワードは 6 文字以上にする必要があります。
重要: 暗号化パスワードを書き留めます。暗号化パスワードを忘れた場合、
Fusion にはパスワードを取得する方法は用意されていません。
- (オプション) 暗号化パスワードを Mac のキーチェーン パスワード管理システムに保存するには、[パスワードを記憶する]を選択します。
- [OK] をクリックします。
- (オプション) (Fusion Pro のみ)仮想マシンの制限を有効にするには、次の手順を実行します。
- [制限を有効にする] を選択し、制限パスワードを設定します。
重要: 制限パスワードを書き留めます。制限パスワードを忘れた場合、
Fusion にはパスワードを取得する方法は用意されていません。
- 設定 をクリックします。
- [制限] タブで、適切な制限オプションを選択します。
オプション |
説明 |
暗号化パスワードを変更することをユーザーに求める |
仮想マシンを移動またはコピーする場合、このオプションを使用するには、ユーザーが仮想マシンの暗号化パスワードを変更する必要があります。 |
USB デバイスをこの仮想マシンに接続することを許可する |
USB デバイスの接続が許可されます。 |
- [有効期限] タブで、適切な有効期限オプションを設定します。
オプション |
説明 |
制限管理サーバ |
仮想マシンの信頼された時間ソースとして使用するために HTTPS プロトコルをサポートするサーバを指定します。 |
サーバ接続頻度 |
仮想マシンが時間の確認のためにサーバに接続する頻度を設定します。 |
サーバ接続なしで使用できる仮想マシンの最大時間 |
タイム サーバに接続することなく仮想マシンを使用できる日数を選択します。 |
仮想マシンの有効期限 |
仮想マシンの期限が切れる日時を設定します。仮想マシンの期限が切れたら、有効期限を削除または延長できます。 |
- [メッセージ] タブで、仮想マシンが期限切れまたは期限切れ間近のときに表示されるカスタム メッセージを指定します。
- [証明書] タブで、タイム サーバに接続したときに仮想マシンで信頼する証明書を追加します。
- [保存] をクリックします。
- ロック アイコンをクリックし、仮想マシンの制限をロックします。
仮想マシンがロックされると、ユーザーは、現在の制限を編集するときに制限パスワードを入力する必要があります。
結果
仮想マシンが暗号化がされます。ユーザーは、仮想マシンを開くときに暗号化パスワードを入力する必要があります。
仮想マシンの制限を有効にした場合、多くの仮想マシン構成設定が仮想マシンのユーザーに表示されなくなります。表示されないこれらの仮想マシン設定を変更するには、ユーザーは Fusion Pro を所有し、制限パスワードを入力する必要があります。
仮想マシンの有効期限を設定する場合、仮想マシンは有効期限を検証し、パワーオン時の有効期限と比較します。実行している間、仮想マシンは定期的に時間を確認し、最後の信頼されたタイムスタンプとしてすべての成功したタイムスタンプを保存します。信頼できる最後のタイムスタンプが仮想マシンの有効期限に設定された日付を越えると、警告メッセージがユーザーに表示され、仮想マシンはサスペンドされます。