VMware Fusion 11 | 2018 年 9 月 24 日 | ビルド 10120384 |
リリース ノートの概要
本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。VMware Fusion について
VMware Fusion® 11 は、最も迅速かつ容易に、Mac 上で Windows およびその他 x86 ベースのオペレーティング システムを再起動なしで実行できるようにする、信頼性に優れたソリューションです。
詳細については、VMware Fusion のドキュメントを参照してください。
システム要件
- ハードウェア
2011 年以降に発売された Mac はすべてサポートされます。以下はサポート対象外です。- Intel® Xeon® W3565 プロセッサを搭載した 2012 Mac Pro クアッドコア
- 2010 Mac Pro Six Core、Eight Core、および Twelve Core。
- ソフトウェア
macOS 10.12 Sierra 以降が必要
新機能
Fusion 11 では以下のサポートが追加されました。
- 新しいゲスト OS のサポート
- Windows 10 1803
- Ubuntu 18.04
- macOS 10.14
- Fedora 28
- RHEL 7.5
- CentOS 7.5
- Debian 9.5
- OpenSuse Leap 15.0
- FreeBSD 11.2
- ESXi 6.7
- 高度なグラフィックス
Fusion 11 では DirectX 10.1 サポートが追加されました。DirectX 10.1 は DirectX 10.0 の増分アップデートです。マルチサンプリング アンチエイリアシング (MSAA) のサポートにより高品質の視覚効果を提供します。 DirectX 10.1 は Shader Model 4.1 および Cubemap Array もサポートします。- DirectX 10.1 のハードウェア要件:
- MacBook(2015 年初旬以降)
- MacBook Air(2012 年中旬以降)
- MacBook Pro(2012 年中旬以降)
- Mac Mini(2012 年下旬以降)
- iMac(2012 年下旬以降)
- Mac Pro(2013 年下旬以降)
- ソフトウェア要件:
- macOS 10.13.0 以降
- DirectX 10.1 のハードウェア要件:
- Vmware ハードウェア バージョン 16
グラフィックス メモリの最大容量は 3072 MB になりました。
- vCenter Server に接続するときの [ホストおよびクラスタ] ビュー(Fusion 11 Pro のみ)
Fusion 11 は、Fusion から vCenter Server に接続するときに新しい [ホストおよびクラスタ] ビューを追加します。仮想マシン ビューと [ホストおよびクラスタ] ビューは簡単に切り替えることができます。
- vSphere 6.7 のサポート
vSphere 6.7 vCenter Server または ESXi 6.7 ホストに直接接続できるようになりました。Fusion 11 内で VCSA 6.7 をインポートすることもできます。
- 新しい [アプリケーション] メニュー
Fusion 11 は、新たに設計された [アプリケーション] メニューを提供し、ゲスト内からアプリケーションを起動する以外にも次のようなさまざまな機能を実行できます。- 新しい仮想マシンの作成
- 仮想マシンの電源操作
- 別のビューからの切り替え
- スナップショットの作成
- 仮想マシン設定の起動
- ネットワーク操作のためのREST API
Fusion REST API は次のネットワーク操作をサポートするように拡張されています。- Vmnet の作成
- MAC アドレスから IP アドレスへのバインディング
- MAC アドレスの取得
- カスタマイズ可能なタッチ バーのサポート
Fusion 11 では、以下のシナリオでタッチ バーをカスタマイズできます。- ライブラリ ウィンドウ
- 仮想マシン ウィンドウ
- Linux 仮想マシンへの SSH ログイン
Fusion 11 が提供する SSH を使用して Linux 仮想マシンにアクセスできるようになりました。Fusion 11 ではユーザー名とパスワードが記憶され、マウスのクリックだけで仮想マシンにアクセスすることができます。
- ユーザー エクスペリエンスの向上
- 仮想マシンのタイトル バー - 新しい仮想マシンのツールバーを使用すると、仮想マシンのパスを移動し、テキスト ファイルまたは Mac ホスト上のターミナル ウィンドウにすばやくフルパスを表示できます。
- 新しいデフォルトの仮想マシンの場所 - Fusion 11 の新規インストールのデフォルトの仮想マシン フォルダは、ホーム ディレクトリ/Virtual Machines です。
- 仮想 NVMe ストレージのパフォーマンス向上
既知の問題
- High Sierra 10.13 がインストールされた Coffee Lake、Skylake または Kaby Lake Mac マシンで、ディスプレイ解像度を 4096 ピクセルよりも大きくすると、Windows 10 仮想マシンでグリッチが発生する
Coffee Lake、Skylake または Kaby Lake Mac マシンで、macOS High Sierra 10.13 を使用してホストをインストールし、Intel グラフィックス カードを使用している場合、表示解像度を 4096 ピクセルよりも大きくすると、実行中の Windows 10 仮想マシンのディスプレイが適切に機能しなくなります。次のいずれかの条件が Mac マシンに該当する場合は、この問題は発生しません。
- Intel 以外のグラフィックス カードを使用している
- macOS High Sierra 10.13 以前のバージョンの macOS を使用してインストールされている
- Coffee Lake、Skylake または Kaby Lake モデルではない
回避策:最新の macOS 10.14 にアップグレードします。
- 仮想マシンのクリップボード内のコンテンツが、ホスト内で右クリックすると自動的にホストの tmp フォルダにコピーされてしまう
この問題は、macOS 10.14 ホストでのみ発生します。ゲストでは、1 つまたは複数のファイルをコピーした後、ホスト内でマウスを右クリックすると、コピーされたファイルがホストの /tmp/VMwareDnD フォルダに保存されます。
回避策:ありません。