VMware Fusion 12.2.0 | 2021 年 10 月 14 日 | ビルド 18760249 |
リリース ノートの概要
本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。VMware Fusion について
VMware Fusion® は、最も迅速かつ容易に、Mac 上で Windows およびその他の x86 ベースのオペレーティング システムを再起動なしで実行できるようにする、信頼性に優れたソリューションです。
詳細については、VMware Fusion のドキュメントを参照してください。
システム要件
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ハードウェア
macOS 11.0 Big Sur 以降のバージョンをサポートする Intel Mac モデル。-
macOS 11.0 Big Sur をサポートする Mac モデル - https://support.apple.com/ja-jp/HT211238。
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ソフトウェア
macOS 11.0 Big Sur 以降のバージョン。
新機能
このリリースには、セキュリティ アップデートおよびバグ修正が含まれています。
以前のリリース
以前にリリースされた VMware Fusion 12 の機能と既知の問題は、各リリース ノートに記載されています。以前のリリースのリリース ノートを表示するには、次の該当するリンクをクリックします。
製品サポートに関する注意事項
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macOS 10.15 Catalina のサポートの廃止
macOS 10.15 Catalina のサポートは廃止されます。バージョン 11.0 以降のホスト macOS を使用することをお勧めします。
解決した問題
- トラフィックが Big Sur ホスト上のホスト IP アドレス スタックを経由してルーティングされている場合、NAT 仮想マシンでポート転送にアクセスできない
Big Sur ホストで、ユーザーが Fusion で NAT ポート転送を構成すると、仮想マシンで実行されているサービスは、localhost:exposedPort、hostIP:exposedPort、または 127.0.0.1:exposedPort を使用する macOS ホストでは使用できなくなります。hostIP:exposedPort を使用する NAT 仮想マシン内でもポート転送にアクセスすることはできません。
この問題は解決されました。
- Big Sur ホスト上の NAT 仮想マシンおよびホストオンリー仮想ネットワークに対してジャンボ フレームを有効にすることができない
Big Sur ホストの Fusion ユーザー インターフェイスでは MTU 設定オプションを使用できません。
この問題は解決されました。
- macOS Big Sur ホストが仮想プライベート ネットワーク (VPN) に接続されている場合、仮想マシン (VM) がホストと同じネットワークにアクセスできない
Big Sur ホストが VPN に接続されている場合、仮想マシンはホストと同じネットワークにアクセスできません。
この問題は解決されました。
既知の問題
- 仮想マシンの説明に表示されるゲスト macOS Big Sur のバージョンが正しくない
Big Sur をゲスト OS として使用して VMware Tools をインストールすると、仮想マシンの説明に含まれるゲスト macOS のバージョンが 11.x から 10.16 に変更されます。これはユーザー インターフェイスの問題であり、ゲスト OS の機能には影響しません。
- ホスト macOS Big Sur 11.5 以降にマウントされた Fusion DMG ファイルをマウント解除できない
macOS Big Sur 11.5 以降をホストとして使用する場合、マウントされた Fusion DMG ファイルを取り出そうとすると、エラーが発生して失敗します。このエラーは、Finder がまだファイルを使用していると誤って表示しているものです。
回避策:ディスクを正常にマウント解除するには、強制終了を使用して Finder を閉じ、強制取り出しを使用して DMG ファイルをマウント解除します。
- ホストの共有ファイルとフォルダが、macOS Big Sur ゲスト仮想マシンに表示されない
[共有フォルダを有効にする] オプションが適切に有効になっている場合、この問題は VMware カーネル拡張機能が仮想マシンの起動時にロードされていないことが原因である可能性があります。ターミナル ウィンドウで次のコマンドを使用して、VMware カーネル拡張機能がロードされているかどうかを確認します。
sudo kextstat --list-only | grep -i vmware
macOS 用の VMware Tools には、次の 2 つの KEXT ファイルが含まれています。- com.vmware.kext.vmhgfs
:
ホスト/ゲスト ファイル システム (HGFS) または共有フォルダ サポートの場合 - com.vmware.kext.VMwareGfx
:
VMware ビデオ ドライバの場合
クライアント カーネル拡張機能が実行されていない場合、コマンド出力には上記のファイルが一覧表示されません。
回避策の手順に従って、問題を解決します。
回避策:[共有フォルダを有効にする] オプションがオンになっていることを確認します。
- ホストで、[VMware Fusion] メニュー バーから、[仮想マシン] > [VMware Tools の再インストール] の順に選択します。
- [VMware Tools インストーラ CD を接続する] ポップアップで [インストール] をクリックします。
- [VMware Tools] ダイアログ ボックスで [VMware Tools のインストール] をクリックします。
- [VMware Tools インストーラへようこそ] ページで、[続行] をクリックします。
- [Macintosh HD への標準インストール] を選択し、[インストール] をクリックします。
- [セキュリティとプライバシー] ウィンドウが表示されたら、次の手順を実行します。
- [セキュリティとプライバシー] ユーザー インターフェイスのロックを解除します。
- [開発者 VMware, Inc. のシステム ソフトウェアのロードがブロックされました (System software from developer 'VMware, Inc.’ was blocked from loading)] オプションで、[許可] をクリックします。
- 再起動プロンプトで、[今はしない] を選択します。
- [セキュリティとプライバシー] ユーザー インターフェイスを再びロックします。
- [セキュリティとプライバシー] ウィンドウを閉じます。
VMware Tools のインストールが正常に完了しました。
- [再起動] をクリックして、KEXT モジュールがロードされた状態でシステムを再起動します。
- システムを再起動したら、ログインし、次のコマンドを使用して、VMware モジュールがロードされていることを確認します。
sudo kextstat --list-only | grep -i vmware
- com.vmware.kext.vmhgfs