ソフト電源オプションまたはハード電源オプションを備えるように、仮想マシンを構成できます。

Fusion の電源コマンドの動作は、仮想マシンの構成によって異なります。仮想マシンが Fusion で作成された場合、電源コマンドはデフォルトでソフト オプションになります。ゲスト OS で電源コマンドが有効になります。他の VMware 製品で作成された仮想マシンは、デフォルトでハード オプションに設定される場合があります。ハード オプションの電源コマンドは、物理コンピュータのパワー サプライにおける電源ボタンとリセット ボタンと同じ動作を仮想マシンに対して行います。

注: 仮想マシンを作成した後、いくつかの電源オプションのペアのデフォルト構成を、ハード オプションからソフト オプションへ、またはその逆に変更できます。たとえば、ソフト電源オプションである [シャットダウン] を、対応するハード オプションである [パワーオフ] に変更することができます。
表 1. 仮想マシン メニューの電源コマンドのソフト オプションとハード オプション
コマンドキー 結果

[スタートアップ](ソフト オプション)

スタートアップ スクリプトを実行します。このスクリプトをカスタマイズできます。詳細については、ドキュメント『VMware Tools のインストールと構成』 (http://www.vmware.com/pdf/vmware-tools-installation-configuration.pdf) を参照してください。

[パワーオン](ハード オプション)

仮想マシンを起動します。

[レジューム](ソフト オプション)

レジューム スクリプトを実行します。このスクリプトをカスタマイズできます。詳細については、ドキュメント『VMware Tools のインストールと構成』 (http://www.vmware.com/pdf/vmware-tools-installation-configuration.pdf) を参照してください。

[強制レジューム](ハード オプション)

仮想マシンをサスペンド状態からレジュームします。

[シャットダウン](ソフト オプション)

パワーオフ スクリプトを実行します。シャットダウン信号をゲスト OS に送信します。この信号を認識すると、オペレーティング システムは正常にシャットダウンし、再起動します。ただし、すべてのゲスト OS がこのボタンからのシャットダウン信号に応答するわけではありません。オペレーティング システムが応答しない場合は、物理マシンと同じように、オペレーティング システム内からシャットダウンしてください。

[パワーオフ](ハード オプション)

[強制シャットダウン] とも呼ばれます

コンピュータのパワー サプライの電源スイッチと同じ動作を行います。仮想マシンは、進行中の作業を考慮することなく、突然パワーオフします。このため、データが失われてしまうことがあります。可能な場合は、仮想マシンをパワーオフする前に、仮想マシンのオペレーティング システムをシャットダウンしてください。

[サスペンド](ソフト オプション)

サスペンド スクリプトを実行します。このスクリプトをカスタマイズできます。詳細については、ドキュメント『VMware Tools のインストールと構成』 (http://www.vmware.com/pdf/vmware-tools-installation-configuration.pdf) を参照してください。

[強制サスペンド](ハード オプション)

[強制サスペンド] コマンドは仮想マシンをサスペンドします。

[再起動](ソフト オプション)

再起動信号をゲスト OS に送信します。この信号を認識すると、オペレーティング システムが正常にシャットダウンし、再起動します。ただし、すべてのゲスト OS がこの再起動信号に応答するわけではありません。オペレーティング システムが応答しない場合は、物理マシンと同じように、オペレーティング システム内から再起動してください。

[リセット](ハード オプション)

[強制再起動] とも呼ばれます

リセット スイッチとして動作します。仮想マシンは、進行中の作業を考慮することなく、突然パワーオフします。可能な場合は、仮想マシンのオペレーティング システムを再起動してください。リセット オプションは、仮想マシンのオペレーティング システムがフリーズした場合の最後の手段として使用してください。