Fusion Pro を使用すれば、仮想マシンが IP アドレスおよびご使用の Mac の Mac アドレスを共有しているシナリオで追加の NAT 設定を追加できます。
デフォルトでは、Fusion は、NAT を使用するひとつの [Mac を共有] 構成を提供します。追加の NAT 設定を追加して、DHCP サービスをオフにしたり、デフォルト以外のサブネット IP またはサブネット マスクを使用するなどのアクションを実行できます。
前提条件
- Fusion Pro ライセンスを所有していることを確認してください。
- 管理者パスワードを知っていることを確認してください。
手順
- を選択し、[ネットワーク] をクリックします。
- ロック アイコンをクリックし、管理者パスワードを入力し、[OK] をクリックします。
- ネットワークのリストでプラス記号 (+) をクリックします。
- (オプション) 仮想ネットワークの名前を変更する場合は、名前をダブルクリックし、新しい名前を入力して [Return] キーを押します。
- ネットワーク上の仮想マシンが NAT を使用して外部ネットワークに接続できるようにします。
- [このネットワークの仮想マシンを外部ネットワークに接続(NAT を使用)] を選択します。
注: ホストで IPv6 が設定されている場合は、Big Sur ホスト上で、仮想マシンが IPv6 アドレスを取得します。IPv6 が設定された Mac OS Big Sur ホストで Fusion 12.1.2 以前のバージョンを使用する場合は、手順 5.b をスキップします。
- (オプション) [IPv6 を有効にする] チェック ボックスを選択します。
- (オプション) 適切なオプションを使用して、[IPv6 プリフィックス] テキスト ボックスを構成します。
オプション |
説明 |
手動 |
テキスト ボックスに IPv6 プリフィックスを入力します。 |
自動 |
IPv6 プリフィックスが自動的に生成されるようにするには、テキスト ボックスを空白のままにします。 |
- (オプション) 追加する各ポート転送設定の [ポート転送] セクションの下のプラス記号 (+) をクリックします。
- (オプション) 追加する各ポート転送設定に対して次の情報を入力し、[OK] をクリックします。
ホストのポート |
Mac ホスト上で使用可能なポート番号。ポートが、既存のポート転送エントリで使用されるポートと競合しないことを確認します。 |
タイプ |
使用する適切なプロトコル。 |
仮想マシンの IP アドレス |
受信リクエストの転送先仮想マシンの IP アドレス。 |
仮想マシンのポート |
指定した仮想マシン上のリクエストに使用するポート番号。ポートには、一般的なポート番号(たとえば、HTTP 向けには 80)を使用できます。また、仮想マシンで実行されるソフトウェアが特殊なポート上のリクエストを受信できるように構成されている場合は、そのようなポートを指定できます。 |
ポート転送設定は、ネットワークのリストに表示されます。
- (オプション) このプライベート ネットワークにホスト システムを接続するには、[ホスト Mac をこのネットワークに接続] を選択します。
注: MacOS Big Sur ホスト上で、Fusion 12.1.2 以前のバージョンを使用する場合、
[ホスト Mac をこのネットワークに接続] チェック ボックスは使用できません。
- (オプション) IPv6 を有効にして、Mac ホストが IPv6 を使用して仮想マシンと通信するようにする場合は、IPv6 アドレスを NAT 仮想ネットワーク インターフェイスに手動で追加します。
注: Mac システムでは、NAT 仮想ネットワーク インターフェイスは IPv6 アドレス割り当てを自動的に受け入れません。
- Mac でターミナル ウィンドウを開きます。
- 次のようなコマンドを入力します。
sudo ifconfig VirtualNetworkInterfaceName inet6 IPv6Prefix::1 up
ここで、
VirtualNetworkInterfaceName は、vmnet2 などの仮想ネットワーク インターフェイスの名前のプレースホルダで、
IPv6Prefix::1 は xxxx:xxxx:xxxx:xxxx::1 という形式の IPv6 プリフィックスのプレースホルダです。
- (オプション) ローカル DHCP サービスを使用して、ネットワークの仮想マシンに IP アドレスを配布するには、[DHCP を介してこのネットワークでアドレスを提供] を選択します。
注: MacOS Big Sur ホスト上で、Fusion 12.1.2 以前のバージョンを使用する場合、
[DHCP] チェック ボックスは使用できません。
- (オプション) サブネット IP アドレスまたはサブネット マスクを変更するには、[サブネット IP] および [サブネット マスク] テキスト ボックスでアドレスを修正します。
- (オプション) ジャンボ フレームを構成するには、[MTU] ドロップダウン メニューから [カスタム] を選択し、テキスト ボックスに 72 バイトから 9194 バイトまでの間の値を入力します。
注: MacOS Big Sur ホスト上で、Fusion 12.1.2 以前のバージョンを使用する場合、ジャンボ フレーム機能は使用できません。
- [適用] をクリックします。
結果
設定したネットワークは、Mac の仮想マシンに関連づけられた仮想ネットワーク アダプタで使用できるようになります。