Fusion Pro を使用すれば、仮想マシンが IP アドレスおよびご使用の Mac の Mac アドレスを共有しているシナリオで追加の NAT 設定を追加できます。

デフォルトでは、Fusion は、NAT を使用するひとつの [Mac を共有] 構成を提供します。追加の NAT 設定を追加して、DHCP サービスをオフにしたり、デフォルト以外のサブネット IP またはサブネット マスクを使用するなどのアクションを実行できます。

前提条件

  • Fusion Pro ライセンスを所有していることを確認してください。
  • 管理者パスワードを知っていることを確認してください。

手順

  1. [VMware Fusion] > [環境設定] を選択し、[ネットワーク] をクリックします。
  2. ロック アイコンをクリックし、管理者パスワードを入力し、[OK] をクリックします。
  3. ネットワークのリストでプラス記号 (+) をクリックします。
  4. (オプション) 仮想ネットワークの名前を変更する場合は、名前をダブルクリックし、新しい名前を入力して [Return] キーを押します。
  5. ネットワーク上の仮想マシンが NAT を使用して外部ネットワークに接続できるようにします。
    1. [このネットワークの仮想マシンを外部ネットワークに接続(NAT を使用)] を選択します。
      注: ホストで IPv6 が設定されている場合は、Big Sur ホスト上で、仮想マシンが IPv6 アドレスを取得します。IPv6 が設定された Mac OS Big Sur ホストで Fusion 12.1.2 以前のバージョンを使用する場合は、手順 5.b をスキップします。
    2. (オプション) [IPv6 を有効にする] チェック ボックスを選択します。
    3. (オプション) 適切なオプションを使用して、[IPv6 プリフィックス] テキスト ボックスを構成します。
      オプション 説明
      手動 テキスト ボックスに IPv6 プリフィックスを入力します。
      自動 IPv6 プリフィックスが自動的に生成されるようにするには、テキスト ボックスを空白のままにします。
    4. (オプション) 追加する各ポート転送設定の [ポート転送] セクションの下のプラス記号 (+) をクリックします。
    5. (オプション) 追加する各ポート転送設定に対して次の情報を入力し、[OK] をクリックします。
      ホストのポート Mac ホスト上で使用可能なポート番号。ポートが、既存のポート転送エントリで使用されるポートと競合しないことを確認します。
      タイプ 使用する適切なプロトコル。
      仮想マシンの IP アドレス 受信リクエストの転送先仮想マシンの IP アドレス。
      仮想マシンのポート

      指定した仮想マシン上のリクエストに使用するポート番号。ポートには、一般的なポート番号(たとえば、HTTP 向けには 80)を使用できます。また、仮想マシンで実行されるソフトウェアが特殊なポート上のリクエストを受信できるように構成されている場合は、そのようなポートを指定できます。

      ポート転送設定は、ネットワークのリストに表示されます。
  6. (オプション) このプライベート ネットワークにホスト システムを接続するには、[ホスト Mac をこのネットワークに接続] を選択します。
    注: MacOS Big Sur ホスト上で、Fusion 12.1.2 以前のバージョンを使用する場合、 [ホスト Mac をこのネットワークに接続] チェック ボックスは使用できません。
  7. (オプション) IPv6 を有効にして、Mac ホストが IPv6 を使用して仮想マシンと通信するようにする場合は、IPv6 アドレスを NAT 仮想ネットワーク インターフェイスに手動で追加します。
    注: Mac システムでは、NAT 仮想ネットワーク インターフェイスは IPv6 アドレス割り当てを自動的に受け入れません。
    1. Mac でターミナル ウィンドウを開きます。
    2. 次のようなコマンドを入力します。
      sudo ifconfig VirtualNetworkInterfaceName inet6 IPv6Prefix::1 up
      
      ここで、 VirtualNetworkInterfaceName は、vmnet2 などの仮想ネットワーク インターフェイスの名前のプレースホルダで、 IPv6Prefix::1 は xxxx:xxxx:xxxx:xxxx::1 という形式の IPv6 プリフィックスのプレースホルダです。
  8. (オプション) ローカル DHCP サービスを使用して、ネットワークの仮想マシンに IP アドレスを配布するには、[DHCP を介してこのネットワークでアドレスを提供] を選択します。
    注: MacOS Big Sur ホスト上で、Fusion 12.1.2 以前のバージョンを使用する場合、 [DHCP] チェック ボックスは使用できません。
  9. (オプション) サブネット IP アドレスまたはサブネット マスクを変更するには、[サブネット IP] および [サブネット マスク] テキスト ボックスでアドレスを修正します。
  10. (オプション) ジャンボ フレームを構成するには、[MTU] ドロップダウン メニューから [カスタム] を選択し、テキスト ボックスに 72 バイトから 9194 バイトまでの間の値を入力します。
    注: MacOS Big Sur ホスト上で、Fusion 12.1.2 以前のバージョンを使用する場合、ジャンボ フレーム機能は使用できません。
  11. [適用] をクリックします。

結果

設定したネットワークは、Mac の仮想マシンに関連づけられた仮想ネットワーク アダプタで使用できるようになります。