Fusion にバンドルされている vmw_esd2iso ツールを使用して、コマンドライン ユーザー インターフェイスを介して Windows 11 ESD ファイルをダウンロードし、Windows 11 ISO ファイルを生成できるようになりました。

この機能は、x86 ベースの Mac と Apple シリコン搭載 Mac の両方に使用できます。次の構文でコマンドを使用して、目的の出力を取得できます。
vmw_esd2iso command options
たとえば、次のコマンドを使用して、ESD ファイルをダウンロードするための URL を取得します。
[~/Documents]$ vmw_esd2iso getesdurl
以下の表には、vmw_esd2iso ツールで使用可能なコマンドが一覧表示されています。
表 1. vmw_esd2iso コマンド
コマンド 説明
getesd Microsoft の Web サイトから Windows 11 ESD ファイルをダウンロードします。
getesdurl Microsoft の Web サイトから Windows 11 ESD ファイルをダウンロードするための URL を取得します。
generateiso Windows 11 ESD ファイルから Windows 11 ISO ファイルを生成します。
注: Fusion では、リモート仮想マシンに Windows 11 ゲスト OS を作成することはできません。

前提条件

この機能を使用するには、Fusion Pro または Player バージョン 13.5 以降が必要です。

手順

  1. Mac でターミナル ウィンドウを開きます。
  2. Windows 11 ESD ファイルをダウンロードするには、次の形式で ./vmw_esd2iso getesd コマンドを実行します。
    vmw_esd2iso getesd --edition <Microsoft Windows 11 Edition> --lang <language code>
    次の例では、コマンドについて説明します。
    [~/Documents]$ vmw_esd2iso getesd --edition "Professional" --lang "en-us"
    vmw_esd2iso ツールは、現在の作業ディレクトリに Windows 11 ESD ファイルをダウンロードします。
    注: ファイルのダウンロード中にエラーが発生しないように、現在のフォルダに書き込むのに十分な権限があることを確認します。
  3. ダウンロードした ESD ファイルから Windows 11 ISO ファイルを生成するには、次の形式で ./vmw_esd2iso generateiso コマンドを実行します。
    vmw_esd2iso generateiso --esd <path to the downloaded ESD file> --drivers "<absolute path of the driver 1>,<absolute path of the driver 2>"
    
    コマンドを実行すると、 vmw_esd2iso ツールによって Windows 11 ESD ファイルが ISO ファイルに生成され、現在の作業ディレクトリに保存されます。
    注: ISO ファイルの生成および保存中にエラーが発生しないように、現在のフォルダに書き込むのに十分な権限があることを確認します。