各仮想マシンには、チップ セット、BIOS、ポートなどについて標準の仮想ハードウェア設定があります。メモリの量とプロセッサの数は、お使いの Mac に依存します。
プロセッサ
- 1 つ以上の論理プロセッサを持つホスト システム上に 1 つの仮想プロセッサ
- 最大 32 の仮想プロセッサで、Mac で使用可能なプロセッサ、仮想マシンのハードウェア バージョン、およびゲスト OS のサポート内容によって異なります
- 次の構成には 2 つの論理プロセッサがあります。
- 2 つ以上の物理 CPU を持つマルチプロセッサの Mac
- 1 つのマルチコア CPU を持つシングルプロセッサの Mac
チップセット
- Intel 440BX ベースのマザーボード
- NS338 SIO
- 82093AA IOAPIC
- Apple Silicon
BIOS
- VESA BIOS 搭載の PhoenixBIOS 4.0 Release 6
メモリ
- 最大 128 GB で、Mac で使用可能なメモリ、仮想マシンのハードウェア バージョン、およびゲスト OS のサポート内容によって異なります
- すべての仮想マシンで使用できるメモリの合計は、Mac のメモリ容量によってのみ制限されます。
注: 仮想マシンへのメモリの割り当てが多すぎる場合、すべての仮想マシンを同時に実行すると、大量のディスク スワップにより Mac の速度が低下する可能性があります。ベスト プラクティスとして、Fusion および実行するすべての仮想マシンが使用するメモリの合計が、Mac の総メモリの 70% を超えないようにしてください。
グラフィックス
- VGA
- SVGA
- Windows XP がゲスト OS の場合、DirectX 9.0c、Shader Model 3、および OpenGL 2.1 による 128 MB 3D 高速化ビデオ
- Windows Vista 以降がゲスト OS の場合、DirectX 9.0EX、Aero、および OpenGL 2.1 による 256 MB 3D 高速化ビデオ
- Windows 7 以降がゲスト OS の場合、DirectX 11、および OpenGL 4.3 による 3D 高速化ビデオ。DirectX 11 では、ホストおよびハードウェア バージョン 18 以降に macOS 10.15 以降がインストールされている必要があります。OpenGL 4.3 には、ハードウェア バージョン 20 以降が必要です。DirectX 11 は次の Mac モデルで有効にすることができます
- MacPro 2013 以降
- iMac 27 インチ 2014 以降
- MacBook Pro 13 インチ 2015 以降
- デュアル グラフィックスを搭載した MacBook Pro 15 インチ 2015 以降
- MacBook Air 2015 以降
- MacBook 2015 以降
- iMac 21 インチ 2015 以降
- iMac Pro 2017 以降
- MacMini 2018 以降
- ゲスト OS の Windows XP または Windows 7 以降で OpenGL (Open Graphics Library) の拡張機能であるGL_EXT_texture_compression_s3tc および GL_S3_s3tc を使用するには、そのゲスト OS に Microsoft DirectX エンド ユーザー ランタイムをインストールする必要があります。OpenGL は、2D および 3D コンピュータ グラフィックスを定義するために使用されるアプリケーション プログラム インタフェース (API) です。Microsoft ダウンロード センターの Web サイトから Microsoft DirectX End-User Runtime をダウンロードできます。
IDE デバイス
- 最大 4 デバイス。これらすべてのデバイスを、仮想ハード ディスクまたは CD/DVD ドライブにすることができます。
- 最大 8 TB の IDE 仮想ディスク
- CD/DVD ドライブを、ホスト システムかクライアント システム上の物理デバイス、または ISO イメージ ファイルか DMG イメージ ファイルにすることができます。
SATA デバイス
- 最大 120 SATA デバイス:4 コントローラ、およびコントローラ当たり 30 デバイス
- 最大 8 TB の SATA 仮想ディスク
SCSI デバイス
- 最大 60 デバイス。これらすべてのデバイスを、仮想ハード ディスクまたは CD/DVD ドライブにすることができます。
- 最大 8 TB の SCSI 仮想ディスク
- LSI Logic LSI53C10xx Ultra320 SCSI I/O コントローラ。Windows XP ゲスト システムの場合は、このコントローラを使用するために LSI Logic Web サイトからアドオンのドライバを入手する必要があります。Web サイトで、Support & Downloads を選択し、ドライバのダウンロードのリンクをクリックし、ドロップダウン メニューのコントローラを選択して、ダウンロードするドライバを見つけます。
- Mylex (BusLogic) BT-958 互換ホスト バス アダプタ。Windows XP および Windows 2003 のゲスト システムの場合は、VMware Web サイトからアドオンのドライバを入手する必要があります。http://www.vmware.com/download/fusion/drivers_tools.htmlを参照してください。
NVMe デバイス
- 最大 256 NVMe デバイス:4 コントローラ、およびコントローラ当たり 64 デバイス。この機能は、ハードウェア バージョン 21 以降でサポートされています。
- 次のゲスト OS は、デフォルトで仮想 NVMe ハードディスクをサポートしていません。
- Windows 8.1 より前の Windows オペレーティング システム
- macOS 10.13 より前の Mac オペレーティング システム
- 一部の Linux オペレーティング システム
Linux オペレーティング システムには NVMe をサポートするものとしないものがあります。オペレーティング システムのベンダーに確認してください。
- 次のゲスト OS での NVMe 1.3 のサポート:
- Microsoft Windows 11
- Microsoft Windows Server 2022
フロッピー ドライブ
- 最大 2 つの 1.44 MB フロッピー デバイス
- 仮想フロッピー デバイスは、フロッピー イメージ ファイルのみを使用
シリアル (COM) ポート
- 最大 4 つのシリアル (COM) ポート
- 仮想シリアル ポートはファイルへの出力のみをサポート
パラレル (LPT) ポート
- 最大 3 つの双方向パラレル (LPT) ポート
- 仮想パラレル ポートはファイルへの出力のみをサポート
USB ポート
- 高速 USB 2.0、SuperSpeed USB 3.0 および SuperSpeed Plus USB 3.1 をサポート
- USB プリンタ、スキャナ、PDA、ハード ディスク ドライブ、メモリ カード リーダ、デジタル カメラなどほとんどのデバイスのほか、Web カメラ、スピーカ、マイクなどのストリーミング デバイスをサポート
キーボード
- 104 キー Windows 95/98 機能拡張
マウスおよび描画タブレット
- PS/2 マウス
- USB マウス
- USB 描画タブレット
イーサネット カード
- 最大 10 枚の仮想イーサネット カードをサポートします。
仮想ネットワーク
- デフォルトでは、ブリッジ、ホストオンリー、および NAT ネットワークの 3 つの仮想ハブが設定されています。
- TCP/IP v4、Microsoft ネットワーク、Samba、Novell Netware、Network File System など、イーサネット ベースのほとんどのプロトコルをサポートします。
- 組み込み型の NAT は、TCP/IP v4、FTP、DNS、HTTP、WINS、および Telnet を使用するクライアント ソフトウェアをサポートします。これには、VPN による PPTP over NAT のサポートも含まれます。
- 独立した論理ネットワークを作成するために追加の仮想ネットワークを作成します。この機能は、Fusion Pro でのみ使用できます。
- NAT での IPv6 のサポートは、追加の仮想ネットワークにのみ適用され、Fusion Pro でのみ使用できます。
サウンド
- サウンドの入出力には、Mac のデフォルトの入出力設定を使用します。
- Creative Labs Sound Blaster ES1371 AudioPCI サウンド カードをエミュレートします。MIDI 入力、ゲーム コントローラ、およびジョイスティックはサポートされません。
- HDAudio