Linux と Active Directory (AD) を統合するためのソリューションは複数あります。
次のソリューションは View 環境で動作することが分かっています。
- OpenLDAP パススルー認証
- Winbind
OpenLDAP パススルー認証ソリューションには、おおまかに次のような手順が含まれます。
- パスワード検証を別のプロセス(saslauthd など)に委任するように OpenLDAP サーバを構成します。saslauthd は Active Directory に対してパスワード検証を実行できます。
- OpenLDAP でユーザーを認証するように Linux デスクトップを構成します。
Linux デスクトップを一括デプロイする予定がある場合は、最後の Active Directory 統合タスクを実行するようにテンプレート仮想マシン (VM) をセットアップできます。次の考慮事項を認識しておく必要があります。
- OpenLDAP ソリューションは追加の手順なしでクローン仮想マシンで動作します。
- Winbind ソリューションでは、各クローン仮想マシンには別のホスト名があるため、ドメインに参加する手順が失敗します。各クローン仮想マシンは、次のコマンドを実行してドメインに再参加する必要があります。
sudo /usr/bin/net ads join -U <domain user>%<domain password>
winbind ソリューション用のクローンが作成された仮想マシンで、ドメイン参加コマンドを実行するには、次のオプションを使用します。
- SSH または vSphere PowerCLI などの各仮想マシンにリモート接続してコマンドを実行します。スクリプトの詳細については、手動デスクトップ プールのためのHorizon 7 の一括デプロイ を参照してください。
- コマンドをシェル スクリプトに含めて、スクリプト パスを /etc/vmware/viewagent-custom.conf の Horizon Agent オプション RunOnceScript に指定します。詳細については、Linux デスクトップでの構成ファイルのオプション設定を参照してください。
Linux デスクトップの一括デプロイに関する詳細については、手動デスクトップ プールのためのHorizon 7 の一括デプロイを参照してください。