View PCoIP ADM テンプレート ファイルには、PCoIP の帯域幅特性を構成するグループ ポリシー設定が含まれます。

表 1. View PCoIP のセッション帯域幅変数
設定 説明
Configure the maximum PCoIP session bandwidth PCoIP セッションの最大帯域幅をキロビット/秒単位で指定します。この帯域幅には、イメージ、オーディオ、仮想チャネル、USB、および制御 PCoIP のすべてのトラフィックが含まれます。

この値を、想定される同時並行の PCoIP セッションの数を考慮に入れたうえで、エンドポイントが接続されるリンクの合計容量に設定します。たとえば、4 メガビット/秒のインターネット接続を介して接続される単一ユーザーの VDI 構成(単一の PCoIP セッション)では、他のネットワーク トラフィックのための余地を確保するためにこの値を 4 メガビット、またはそれから 10% 引いた値に設定します。複数の VDI ユーザーまたは RDS 構成のいずれかで構成される、複数の同時並行 PCoIP セッションでリンクを共有することを想定している場合には、設定を適宜調整することを推奨します。ただし、この値を低くすると、各アクティブ セッションの最大帯域幅が制限されます。

この値を設定すると、エージェントがリンク容量よりも高い速度での送信を試行して、過剰なパケット損失が発生したり、ユーザーの操作性が低下したりすることがなくなります。この値は対称型です。クライアント側とエージェント側で設定されている 2 つの値のうち、小さい方の値がクライアントとエージェントで強制的に使用されます。たとえば、最大帯域幅を 4 メガビット/秒に設定すると、それがクライアント側で行われた設定でも、エージェントは強制的にそれ以下の速度で送信するようになります。

エンドポイント上でこの設定を無効にするか、構成しない場合、エンドポイントは帯域幅を制限しません。この設定を構成する場合、その設定はエンドポイントの最大帯域幅制限としてキロビット/秒単位で使用されます。

この設定が構成されていない場合のデフォルト値は、900000 キロビット/秒になります。

この設定は Horizon Agent とクライアントに適用されます。2 つのエンドポイントの設定が異なる場合は、小さい方の値が使用されます。

Configure the PCoIP session bandwidth floor PCoIP セッションによって予約される帯域幅の下限をキロバイト/秒単位で指定します。

この設定では、エンドポイントの帯域幅で期待される最小送信速度が構成されます。この設定を使用してエンドポイントの帯域幅を予約すると、ユーザーは帯域幅が使用可能になるまで待つ必要がなくなるため、セッションの応答性が向上します。

すべてのエンドポイントの合計予約帯域幅を過剰にサブスクライブしないように注意してください。また、構成内の全接続の帯域幅下限の合計がネットワークの容量を超えないように注意してください。

デフォルト値は 0 です。これは、最小帯域幅が予約されないことを意味します。この設定を無効にするか、構成しない場合、最小帯域幅は予約されません。

この設定は Horizon Agent とクライアントに適用されますが、構成されたエンドポイントにのみ影響します。

この設定をアクティブ PCoIP セッション中に変更すると、変更が直ちに反映されます。

Configure the PCoIP session MTU PCoIP セッションでの UDP パケットの最大転送ユニット (MTU) サイズを指定します。

この MTU サイズには、IP および UDP のパケット ヘッダーが含まれます。TCP では MTU の設定に標準の MTU 検出メカニズムが使用されるため、この設定による影響を受けません。

最大 MTU サイズは 1500 バイトです。最小 MTU サイズは 500 バイトです。デフォルト値は 1300 バイトです。

通常、MTU サイズを変更する必要はありません。PCoIP パケットの断片化の原因となる、通常と異なるネットワーク設定を使用する場合は、この値を変更してください。

この設定は Horizon Agent とクライアントに適用されます。2 つのエンドポイントの MTU サイズ設定が異なる場合は、小さい方のサイズが使用されます。

この設定を無効にするか、構成しない場合、クライアントでは Horizon Agent とのネゴシエーションにデフォルト値が使用されます。

Configure the PCoIP session audio bandwidth limit PCoIP セッションでオーディオ(サウンドの再生)に使用できる最大帯域幅を指定します。

オーディオ処理では、オーディオに使用される帯域幅が監視されます。この処理によって、現在の帯域幅使用率で可能な最善のオーディオを提供するオーディオ圧縮アルゴリズムが選択されます。帯域幅制限が設定されている場合、帯域幅の制限内に収まるようになるまで、圧縮アルゴリズムの選択が変更されて品質が低下します。指定された帯域幅の制限内で最低品質のオーディオを提供できない場合は、オーディオが無効になります。

圧縮なしの高品質なステレオ オーディオを再生できるようにするには、この値を 1600 キロビット/秒以上に設定します。450 キロビット/秒以上に設定すると、高品質な圧縮ステレオ オーディオを提供できます。50 ~ 450 キロビット/秒の値を設定すると、FM ラジオから電話までの品質のオーディオになります。50 キロビット/秒未満の値を設定すると、オーディオが再生されない可能性があります。

この設定は Horizon Agent にのみ適用されます。この設定による効果を得るには、両方のエンドポイントでオーディオを有効にする必要があります。

また、この設定は USB オーディオには影響しません。

この設定を無効にするか、構成しない場合、デフォルトのオーディオ帯域幅制限である 500 キロビット/秒が構成され、オーディオ圧縮アルゴリズムの選択が制限されます。この設定を構成すると、値がキロビット/秒単位で計測され、デフォルトのオーディオ帯域幅制限は 500 キロビット/秒となります。

この設定は View 4.6 以降に適用されます。それ以前のバージョンの View では影響がありません。

この設定をアクティブ PCoIP セッション中に変更すると、変更が直ちに反映されます。

Turn off Build-to-Lossless feature PCoIP プロトコルのロスレス構築機能をオフまたはオンのどちらにするかを指定します。この機能は、デフォルトでオフになっています。

この設定を有効にするか、構成しない場合、ロスレス構築機能はオフになり、イメージやその他のデスクトップおよびアプリケーション コンテンツがロスレス状態まで構築されることはありません。帯域幅が制約されたネットワーク環境では、ロスレス構築機能をオフにすることで帯域幅を節約できます。

この設定を無効にするとロスレス構築機能がオンになります。イメージおよびその他のデスクトップおよびアプリケーション コンテンツをロスレス状態まで構築することが必要な環境では、ロスレス構築機能をオンにすることが推奨されています。

この設定をアクティブ PCoIP セッション中に変更すると、変更が直ちに反映されます。

PCoIP のロスレス構築機能の詳細については、PCoIP ロスレス構築機能を参照してください。