vSphere 5.1 以降では、View Composer リンククローン デスクトップ プールおよび自動ファームに対してディスク領域再利用機能を構成できます。vSphere 5.1 から、View は、ESXi ホストがリンク クローン上の未使用ディスク領域を再利用できるようにする効率の良いディスク フォーマットでリンク クローン仮想マシンを作成するようになったため、リンク クローンに必要なストレージの合計領域が減少しました。

注: : インスタント クローンはユーザーのログアウト時に常に再作成されるので、この機能は必要ありません。

ユーザーが仮想マシンを操作するたびに、リンク クローンの OS ディスクが大きくなり、最終的には完全クローン仮想マシンとほとんど同じディスク領域を使用する場合もあります。ディスク領域再利用により、リンク クローンを更新または再構成しなくても、OS ディスクのサイズを減らすことができます。領域は、仮想マシンがパワーオンしていて、ユーザーがマシンを操作している間に再利用できます。

View Administrator では、ディスク領域再利用をプールに対して直接開始できません。View がディスク領域再利用を開始するタイミングを決定するには、操作をトリガーする、リンク クローン OS ディスク上に蓄積する必要がある未使用ディスク領域の最小量を指定します。未使用ディスク領域が指定したしきい値を超過すると、View は ESXi ホストにその OS ディスク上の未使用領域を再利用するように指示します。View は、しきい値をプール内の仮想マシンごとに適用します。

vdmadmin -M オプションを使用すると、デモまたはトラブルシューティングの目的で、特定の仮想マシンでディスク領域再利用を開始することができます。『View 管理ガイド』を参照してください。

新しいプールを作成するとき、または既存のプールを編集するときに、リンク クローン上でディスク領域再利用を構成できます。既存のプールについては、『View アップグレード ガイド』の「領域を再利用するためにプールをアップグレードする作業」を参照してください。

注: : Virtual SAN データストアまたは仮想ボリューム

View Composer がリンク クローンを更新、再構成または再分散している場合、ディスク領域再利用はそのリンク クローン上では実行されません。

ディスク領域再利用は、リンク クローン内の OS ディスクのみで動作します。この機能は、View Composer の通常ディスクに影響せず、完全クローン仮想マシンでは動作しません。

ネイティブ NFS スナップショット テクノロジー(VAAI)は、領域効率の高いディスクが使用されている仮想マシンを含むプールでサポートされていません。

次の手順は、リンククローン デスクトップ プールに適用されます。手順は、自動ファームの場合と同様です。

前提条件

  • vCenter Server および ESXi ホストについて、クラスタにすべての ESXi ホストが含まれ、ダウンロード パッチ ESXi510-201212001 以降を適用済みの ESXi 5.1 以降が搭載されたバージョン 5.1 であることを確認します。
  • vSphere バージョン 5.1 以降で提供される VMware Tools が、プール内のすべてのリンク クローン仮想マシンにインストールされていることを確認します。
  • プール内のすべてのリンク クローン仮想マシンが仮想ハードウェア バージョン 9 以降であることを確認します。
  • 仮想マシンが SCSI コントローラを使用することを確認します。ディスク領域再利用は、IDE コントローラを備えた仮想マシンではサポートされていません。
  • Windows 10 仮想マシンの場合、マシンが vSphere 5.5 U3 以降で実行されていることを確認します。
  • Windows 8 または 8.1 仮想マシンの場合、マシンが vSphere 5.5 以降で実行されていることを確認します。ディスク領域の再利用は、vSphere 5.5 以降で実行されている Windows 8 または 8.1 仮想マシンでサポートされます。
  • Windows 7 仮想マシンの場合、マシンが vSphere 5.1 以降で実行されていることを確認します。
  • ディスク領域再利用が vCenter Server で有効になっていることを確認します。このオプションにより、プール内の仮想マシンは、ディスク領域再利用に必要な効率の良いディスク フォーマットで作成されるようになります。『View 管理ガイド』を参照してください。

手順

  1. View Administrator で、[詳細なストレージ] ページを表示します。
    オプション 説明
    新しいデスクトップ プール [デスクトップ プールを追加] ウィザードを起動して、自動デスクトップ プールの作成を開始します。ウィザードの構成に関する指示に従って、[[詳細なストレージ]] ページが表示されるまで進みます。
    既存のデスクトップ プール 既存のプールを選択し、[編集] をクリックして、[詳細なストレージ] タブをクリックします。領域再利用をサポートするためにプールをアップグレードする場合は、『View アップグレード ガイド』の「領域再利用のためのデスクトップ プールのアップグレード」を参照してください。
  2. [VM ディスク スペースを再利用] チェック ボックスを選択します。
  3. [仮想マシンの未使用領域が次の値を超えると再利用が開始されます] テキスト ボックスに、リンク クローン OS ディスク上に蓄積する必要がある未使用のディスク領域の最小量 (GB) を入力します。この値を超過すると、ESXi はそのディスク上で領域の再利用を開始します。
    例: 2 GB。
    デフォルト値は 1 GB です。

次のタスク

ディスク領域の再利用と View Storage Accelerator での再生成を実行しない停電日数と停電時間数を構成できます。View Composer リンク クローン用の Storage Accelerator と領域再利用の停電期間の設定を参照してください。

View Administrator で、[カタログ] > [デスクトップ プール] を選択し、領域再利用が行われた最終時刻とデスクトップ上で最後に再利用された領域の容量を表示するマシンを選択します。